『イナビル』は効かない?いいえ、正しい使い方をすれば効果はあります

 

皆さんはインフルエンザにかかっていませんか?

 

辛いですよね?インフルエンザ。

 

でも今はいい薬がありますからそんなに長い間苦しまなくても済みます。

 

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目次

インフルエンザ治療薬『イナビル』

 

大きさが分かるように500円玉と並べてみました。そんなに大きくはありません。これが2つ処方されます。10歳以上は2つで1回分です。

 

この薬の特徴は、使用が最初の1回のみであること。

 

病院に行ってこの薬をもらい、家に帰ったらすぐさま使用します。その1回のみ。

 

『タミフル』はしばらく飲み続ける必要がありましたが、この『イナビル』は最初の1回で済むのです。ただでさえ高熱があってツライ時ですから、1回こっきりというのは非常にありがたい。

 

きっと、この記事を読んでくれている方は今まさにそのインフルエンザにかかっていて、オメーよぉ、こっちはツライんだから早く要点を言ってくれ、誰でも知っているような話はいいから早く大事なことを言ってくれ、ゴホゴホッ…!という方もいるでしょう。

 

…先を急ぎます。

 

『イナビル』正しい使用方法

『イナビル』を使うときに気をつけるべき唯一のこと。それは、

 

とにかく強く吸うこと

 

これにつきます。

 

は?何?たったのそれだけ?と思う方もいるでしょう。

 

そうです、これだけです。

 

ものすごく簡単なことですよね?

 

でも非常に大事なんです、これ。

 

そのことを私は身をもって知りました。

 

吸い方が弱いとどうなるのか?

 

実は私は去年もインフルエンザにかかりました。ええ、虚弱なものでよくかかるんです。インフルマニア。

 

去年かかったのは3月末。

 

たしかB型でした。

 

そのときも今回と同じ病院に行って今回と同じ『イナビル』が処方されました。

 

このときは熱が40度近くまで跳ね上がりフラフラになっていました。

 

家に帰ってすがるような思いで『イナビル』の封を切りました。

 

説明書には『スーッと大きく吸う』と書かれています。薬局の窓口のオネーサンも『呼吸をするような感じで』と言いました。いや、言ったような気がします。何しろもうろうとしていますから細部は覚えてなくて…

 

なので私も『イナビル』を口に加え、お上品に吸いました。スーッと静かに吸いました。

 

1つ目を終えて2つ目を吸いました。

 

一応、ちゃんと吸ったと思いました。

 

これで治療完了です。

 

私はそのまま倒れるように布団に横になりました。早く効いてくれよ、と願いながら。

 

が、30分たっても、1時間たっても変化がありません。熱は相変わらず高いままです。39度台。

 

おいおいおい、この薬一体いつになったら効くんだ?効いてくるまでに時間がかかるのか?

 

そして2時間、3時間…熱はまったく下がりません。

 

吸い方が悪かったんだろうか?と思い、枕元に転がっている『イナビル』を――バッチイかな?と思いつつ――もう一度吸ったりしてみましたが、何も変わりません。

 

昼前に吸ったにもかかわらず、夜になっても熱がまったく下がらないという状態になって、

 

あ、これは効かなかったんだナ。

 

ということが分かりました。

 

そこからの3日間はもだえ苦しみました。3日間、39度の熱が続きました。布団の中で思わず「助けて…」と口走るほどでした。

 

何が辛いって、もう薬がないという精神的ショック。

 

もちろん解熱剤ももらいましたが、効き目はわずかに3時間ばかり。効き目が切れるとまた怒涛のように熱が上がってきます。

 

4日目になってようやく38度台に『下がって』きたのですが、とにかくこの時はヒドイ目にあいました。

 

だから今回、またその『イナビル』を処方されると言われた時、思わずお医者さんに『去年は効かなかったんですけど…』なんて言ってしまったくらいです。

 

でも結局処方されました。お医者さんは『ちゃんと吸えていない場合もあるから』と言っていました。そーなの?

 

ということは、おそらく去年は私の使い方がよくなかったのでしょう。吸う力が弱くて薬が身体の中に行きわたらなかったのだろうと思いました。

 

 

今年こそは

 

そういう経緯がありましたから、ぼくは1年越しの『イナビル』を前にして強い決心で臨みました。

 

とにかく強く吸う。

 

同封の説明書に書かれていますが、『イナビル』はまず右側をグッと中に押し込みます。

 

この状態にしてから吸うのです。

 

 

私はこの先をくわえ、底を若干上向きにして、吸い込む前に少し息を吐きました。

 

それからやおら、カッ!と目を見開き、

 

ものすごい勢いで吸いました。

 

そこにはもう去年の上品ぶりはありません。

 

これでもか!

 

というくらいに強く。

 

あのクソ上司のバカ野郎~っ!!

 

オマエなんか、オマエなんか…

 

こうしてやるゥーっ!!!

 

と日ごろの憤懣を『イナビル』にぶつけたのです。

 

息も枯れんばかりに?吸いました。

 

もうこれ以上は吸えない、というところで許してやりました。

 

さて次です。

 

今度は左側を押し込みます。 

 

 

あとは同じ。

 

オマエなんか、オマエなんか…

 

こうしてやるゥ~っ!!!!

 

 

説明書はそんなコワイ顔になっていません。

 

去年はこれでダマされました。でもこんな穏やかな顔で吸ってはダメです。

 

 

基本は、

 

こうしてやるゥ~っ!!!

 

です。

 

これを1つの薬につき2回くりかえします。

 

右、左、右、左、です。

 

1本目が終わったら2本目。

 

これも右、左、右、左、です。

 

ですから都合8回、

 

こうしてやるゥ~っ!!!

 

と叫ぶわけですね。

 

 

今年の効き目

 

今年は効きました。

 

飲んで(吸って)30分後くらいには効き始めました。ボーっとしていますからあるいは1時間後だったかもしれませんが、とにかくはっきりと効いてきたのが分かりました。身体はみるみる楽になりました。

 

おかげで去年は39度の熱が3日続いたのに今年は2日目には37度台にまで下がり、3日目の朝にはほぼ平熱になりました。

 

 

結論

 

簡単です。

 

『イナビル』の正しい吸い方

 

とにかく強く吸うこと。

 

これにつきます。

 

皆様くれぐれもお大事に。

 

 

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