
駅で足止めを食うことってたまにありますよね?
最近はゲリラ豪雨なども多く、そういう時は電車のダイヤも乱れがちです。それ以外にも事故や故障などの理由で待ちぼうけになることもあるでしょう。そんな時あなたはどうしていますか?その場でひたすら立ったまま復旧を待ちますか?
若い人ならいざしらず、もしあなたがそれなりの年齢に達しているのなら、さっさと近くの喫茶店に入りましょうというのが今回の話です。
目次
駅で待つときお店に入った方がいい理由
ある日のことです。会社の帰りにいつもの電車で自宅の最寄り駅に着き、駅の構内を出ようとしたところでゲリラ豪雨に襲われました。鳴り響く雷に横殴りの風、建物の奥深くまで降りこんでくる雨。とても外に出られたもんじゃありません。あっという間に大勢の人が駅構内に足止めを食うことになりました。
僕も最初はその場で立ったまま、スマホを見たり雨の様子を見たりして待っていたのですがいっこうに止む気配なし。雨雲レーダーもあと小一時間は強い雨が続く予報になっていました。これはちょっと長くなりそう。
途方にくれて後ろをふりかえると某フライドチキンの店が。中もそれほど混んでいない様子。
いつもの僕なら入ることはありません。だってそんなところでお金を使いたくないから。もともと使う必要のなかったお金です。それがもったいないという考えがありました。
でもこのときお店に入って待ってみたらとても具合がよかった。その理由を3つご紹介します。
疲れない!

これは当然ですね。なんてったって座っているのですから。
今から30分待っていてと言われるのと、いつまで待っていたらいいのか分からない状況の中で待ち続けるのとでは疲れ方が違ってきます。終わりが見えないことに人は疲弊します。そのうちにイライラしてきたりして疲れは倍増。
これが座っていればまったくそんなことがありません。今回、窓際に座ることのできた僕は――あまり見上げた根性じゃないですが――外で立っている人を尻目に非常に楽な気持ちで過ごすことができました。チェーン店のイスですから大したイスじゃないにしろ、背もたれにもたれかかりながらコーヒーを飲みつつちょっと寛大な気持ちになることができたのです。とにかく楽。
若い人ならいいんです。でもある程度の年齢になっている人が立ちんぼで待っている姿ははっきり言ってちょっとわびしい。それよりお店で腰かけて待つ方が絶対にいいです。
集中して本が読める!
なんといってもこれ。時間が有意義に使える。別に本じゃなくてもいいんです。仕事でも勉強でもいいでしょう。
確かに立っていてもスマホは見られます。本を読むこともできます。実際、外では多くの人がスマホを見ていました。
でも、ホームで電車を待っている時や駅に着くまでの間というように、ゴールの時間が分かっているときと違って、こういう状況下では意外に頭に入ってこないということはありませんか?
心の中で、あー早く雨が止まないかな、早く家に帰りたいなと思いながら見ているので、実際、読んでいるようであまり読めていないのではないでしょうか。
ところがお店に入って飲み物を頼み、席に座るとこの気持ちがリセットされます。読むための環境が整えられます。
立って待っている時
だったのが、
お店に入って待つとき
くらいに変わります。さすがに0にはなりませんがこの差は大きい。小一時間といえばけっこうな時間です。その時間をいかに大切に使うかを考えたらどちらがいいかは言うまでもありません。
早く止んでほしい、早く止んでくれないかなと、立って半ばイライラしながら読んでいるよりは腰かけてコーヒーでも飲みながら集中して読むほうがいい。同じ時間を過ごすにしても身になるものが違ってきます。
食べたり飲んだり!

何かを口にできるというのは待つときのイライラを確実にやわらげてくれます。
僕はコーヒーを頼みましたが、隣の席の老夫婦はコーヒーとオレンジジュースを頼んでいました。昼間出かけてきたところの話に花が咲いていました。これが外で立って待っていたらこんなに和気あいあいとはできないのではないでしょうか。…そりゃウチの話か…?
ちなみに僕は待っている間にお腹が空いてきてカツバーガーまで頼んでしまいました。最後は満たされた気持ちでお店を出ました。
お店を出てからも爽快
結局、そのお店にいたのは45分くらいでしょうか。外を見ると待っている人はほとんどいなくなっていました。雨雲レーダーも赤色の雨雲のところは脱したことを示していました。
駅の外に出ると雨はすっかり止んでいます。さっきの豪雨がウソのよう。傘も要りませんでした。
でもきっとあのまま立って待っていたら、少し小降りになったかなというタイミングで駅を出てしまっていたでしょう。待つのがイヤになってしまうんですね。
でもそういう時ってまだそれほど雨脚が弱くなっていなかったってことも多い。結果、着ている服もビショビショになってしまいます。
そして家に帰って濡れた服を脱ぎ、つるして乾かすことに。アイロンもかけなきゃいけない。余計な手間がふえるし、きっとグチのひとつやふたつ、口をついて出てくるでしょう。
でもこの時はまったく濡れることなく、いつも通りに家に帰ることができました。気分は爽快です。コーヒーとカツバーガーで600円近くかかりましたが、この気分を得られるのなら安いものです。
kindle、持っておくといいよ!
今はほとんどの人がスマホを持っていますからお店で手持ち無沙汰になることはないでしょう。でもどうせなら時間をつぶすためのグッズがあるほうがより有意義に過ごすことができる。ひとつは本ですね。
でもこういう時はkindleがおすすめ!
本を読むには基本両手が必要なのに対しkindleならテーブルに置いてタップするだけでOK。片手にコーヒーを持ちながら、もう片手でページめくりをすることができます。快適に読書できる!
以前書いたkindleのレビュー
→「kindle paperwhite マンガモデル、レビュー。メリットはよく聞くけどデメリットは?」
実はこの中ではあまりおすすめしていないのですが、今回お店で使ってみてkindleのよさをあらためて実感することになりました。スマホと違ってタップするだけで1ページずつめくれるのがテーブルに置いて使う時とても便利!
迷っている人にはおすすめします。マンガモデルじゃなくて普通のpaperwhiteで十分。
待ち時間に対する思考パターンが大事
僕は以前、高所得者相手の営業をしていました。想像するにあの人たちも同じような状況になったら立って待つということはせず、さっさと近くの喫茶店に入ったことでしょう。そういう思考パターンになっているのです。その思考パターンを真似することは大切。
いや、それはその人たちがお金持ちだからできる?私にはお金がないから無理?
それは違います。少なくともスマホを持っている人が言うことではありません。毎月スマホに数千円を支払ってますよね?あとは気持ちの問題。
20代30代ならともかく、40代50代ともなると残り時間をいかに有意義に使うかが大事になってきます。こういったアクシデントによる待ち時間も無駄にしたくないじゃないですか。であれば突っ立って待っているより近くの喫茶店に入ったほうがいい。ハンバーガーチェーンだっていいんです。それなら200円でコーヒーが飲める。その200円で同じ待ち時間を快適に過ごせるのです。
というわけで駅で足止めを食らったときにはさっさと喫茶店に入ることをおすすめします。僕のようにこれまではその場で立って待っていたという人もきっと違う時間の使い方ができるようになりますよ!
