- 販売の仕事に興味がある
- でも自分のような人間でもできるだろうか?
- 販売にはどういうタイプが向いていて、どういうタイプが向いてないのか知りたい
そのような疑問に、「営業25年、販売2年半の経験」を持つ僕が販売に向く人、向かない人の特徴をちょっと違った見方も含めてお話します。
目次
販売に向く人の5つの特徴
話をするのが好き
話をするのが好きというだけじゃ販売は務まらないという話も聞きますがそうはいってもやっぱりこれは基本です。
だって話をするのが好きということは人と会うことが好きということですよね?
販売は当然ながら人と会ってなんぼの仕事。人と会うことが好きという時点で1つ目のハードルはクリアしてます。
声が大きい
大きくなくても滑舌がいいこと。はっきりしゃべること。見落とされがちですがこれは意外に大事です。これだけで印象が良くなる。
印象も頼りなさげに見えてしまいます。声がはっきり聞こえるだけでお客様は安心できます。
気が強い
実はこれは対お客様のことではありません。店の中のことです。
お店の販売員はあなた1人ですか?
小さな店ならいざしらず、たいていは何人かの販売員が働いていることでしょう。その誰もが売り上げを上げたいと思っている。
お客様が大勢のときは問題はありません。販売員おのおのが接客をすることができます。
その場合は必然的に「お客様の取りあい」が起こります。自分が先に声をかけて販売にもちこみたい!
となれば明らかに気の強い人が有利です。他の販売員を押しのけてでも接客にもちこむ気の強さ。
これがない販売員ははじき飛ばされます。接客をする機会がやってこない。
店によっては順番に声をかけるとか、場所によって声をかける割り振りを決めているといったルールを設けているところもあるようですが、それだっていつもうまく機能するわけではありません。やっぱり気の強い人が有利。
このことは特に販売員の多い店では気にかける必要があります。
相手の表情を読める
お客様はちゃんと話をしてくれる人ばかりとはかぎりません。言っていることと考えていることが必ずしも同じだとは限りません。
だから心の中を読むことが大切。
相手の目を見て話すことができる人はこれが得意です。目は口ほどに物を言うというくらいですから。
お客様が心の中でいったい何を考えているのか、何を求めているのか。それを伺い知る能力ともいっていいでしょう。相手の心を読むことに長けた人は販売も上手です。
小さいことにくよくよしない
基本、サバサバしている人が向いています。ちょっとくらいミスっても気にしない。悩まない。
さっきの接客はあれでよかったかな?あんなこと言っちゃったけど気を悪くされなかっただろうか?あとで店にクレーム持ち込んでこないだろうか?と悩みが消えない人もいます。
ある意味、楽天的な人が合っているといえます。
販売に向かない人の5つの特徴
結局これは「向く人」の裏返しです。
人と話をするのが好きではない
人と話をするのが好きではないということは人と会うことが好きじゃないということでしょう。話をするのはきらいだけど人と会うのは好きって人はあまりいないはず。
人と話をするのが不可欠な販売においてはここは壁になります。
「話をする必要はない。お客様の話を聞いてあげればいい」とは接客のハウツー本にもよく書かれていることですが、実際そううまくいくことばかりじゃありません。「聞いてあげる」状態にすらならないこともある。
店に来るのは話好きなお客様ばかりじゃありません。ムスッとしている人も多い。話を聞こうったって聞けない。そんな人に「人と話をするのが好きじゃない」あなたが話しかけられますか?
それにそもそも「お客様の取り合い」で接客まで持ち込めないことだってあるのです。こうなるともう話を聞く以前の問題。
声が小さい
声が小さい。あるいははっきりしない。モゴモゴしゃべる。
これも小さからぬマイナスポイントになります。お客様に何度も聞き返される。聞き返されるとあせって余計にへんな説明になる。自信なさげに見えますしね。
でも練習して声を大きく出しなさい、はっきりしゃべれるようになりなさい、なんて言われてもそれまでずっとそのしゃべり方で生きてきたのに今さらそんな簡単に変えられないですよね?ついいつもの話し方がでてしまう。
気が小さい
複数の販売員がいるところではお客様の取り合いが起こるとは先ほども書きました。あなたのお店ではそんなことないですか?
私のいる店はそうです。お客様をとったもの勝ち。
ここに草食動物である僕が出ていったらどうなるか…ってことですね。
販売の現場ではお客様を取った、取られたといういざこざはけっこう起こることなのでそのことは知っておいた方がいいでしょう。
視野が狭い
1人のお客様を接客しながらも視線は常にまわりへ。優秀な販売員は常にまわりを見ています。次にどんなお客様が来るのか、どのお客様につくべきか。
でも視野が狭い人は目の前のことにいっぱいになりがちです。とてもまわりに気を配る余裕なし。
それでいて目の前のお客様の微妙な表情の変化に気がつくことができません。自分のやるべきことにとらわれすぎて、目の前の変化に気がつかない。
これは対人関係の中で経験してこないとなかなか身につきません。ある程度の訓練が必要です。
心配性
自分の言ったこと、やったことが気になってしまう。後になってから果たしてあれでよかったのだろうかと気に病んでしまうようなタイプも向いているとは言い難いでしょう。
店には次から次へとお客様が来ます。あまり一つのことにとらわれすぎてはやるべき仕事が進みません。
あと慎重になりすぎるあまり複数販売へつなげることができない。せっかく買ってくれたあとにこんなものさらに勧めたら嫌がられるかな?と考えてしまう。でも売る人はそんなこと考えずバンバン売っていくのです。
あまり神経質にならずにカラッと接客できる人が向いているといえます。
販売に学歴は不要であること
もう1つ伝えたいことがあります。
販売に学歴は不要!!
まったく必要ありません。むしろない人の方が売れるんじゃないかと思うくらい。
営業と販売の仕事で多くの販売員を見てきましたが、これまでに出会った販売員で一番売る人は元暴走族の人でした。学歴は中卒。ひょんなことから販売に携わるようになったそうです。
この人の売上は群を抜いていました。誰もが一目置く存在。お客様にも非常に好かれていましたね。圧倒的な販売力でした。
あと、今の店で売る人も元暴走族ではないですが似たような感じの人です。やんちゃなことをしてきたタイプ。学校で習うような知識はほとんどありません。
でも売る。
成績は常にトップクラスです。
きっとこういう人の方が、勉強だけしてきたような人と比べて対人関係が強いのでしょう。ケンカもしてきているから気持ちも強い。
コミュニケーションを上手にとれることはもちろん、相手の顔色、表情から考えていることをくみ取ることができる。
- 話すのが好き→人と会うことを恐れない
- 声が大きい
- 気が強い
- 相手の表情が読める
- 小さいことを気にしない
5つすべてそろっています。もともと販売に向いている要素が備わっているのです。
販売は向き不向きが出やすい仕事
どうでしたか?
これ以外にも、
- 土日休みたい人
- 立ち仕事がイヤな人
- 体力仕事がイヤな人(販売は見ている以上に体力仕事です)
という人には販売は向いていません。というかこれは向いている向いていない以前の問題ですね。あと、
- 分かりやすい評価がほしい人
- 自分の力を数値で証明したい人
- ナンバーワンになりたい人
という人は向いています。
販売の仕事をさがすなら
ここまで読んで、
- 自分はどちらかというと販売に向いていそう
- どうせなら好きなファッションを扱いたい
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