☆記事内の写真はすべてそごう美術館にて撮影したものです☆
先日、空き時間を利用してそごう横浜店さんの『レオナルド・ダ・ヴィンチ展』に行ってきました。
ほんの時間調整のつもりで行ったのですが想像以上に面白かった!
目次
レオナルド・ダ・ヴィンチって誰?
あらたまって聞かれると返答に苦しむのではないでしょうか?
なんかさ、いろいろ絵描いたり、モノ作ったりした人…だったよね?『モナ・リザ』もそうだっけ?…みたいな。
ちなみに『最後の晩餐』もそうです。
2年後の2019年がレオナルド・ダ・ヴィンチの没後500年にあたるらしく、それを記念しての展覧会です。
会場内は写真撮影OK!
入口についてみると、夏休みというだけあって小中学生とおぼしき子供たちがたくさんいました。
こんなの見に来てエライなあと感心。ウチの中二病のバカムスコは絶対に来ないでしょう。
ビジュツカン?何それ、何して遊ぶところ?とか真顔で言いそう。
ま、それはおいといて。
中に入るとまず目に入るのがこれ。
赤は触っちゃダメ!というマーク。
黄色は注意して触る。
緑は動かしてもよし。
しかし、ふと見るとその看板のすぐそばでオッサンが赤マークの模型を触りまくってた。
ちゃんと読まんかい!
アホ!
と言いたいのをガマン。
ちなみに会場内は写真撮影OKです。みんなスマホで写真撮ってました。
展示されているのは模型です。
手稿にもとづいて立体化された大型模型60余点
では順にご紹介しましょう、ほんの一部だけどね。
前半は模型ブース(おすすめ!)
前半は模型ブースです。
すぐ目に入るのがこれ。
スキー?
いや、どうやら違うようです。隣にはこんな説明が。
『水上歩行器』!?
これで歩けたらすごい。
ドラえもんにこんなのあったような。
そのそばにも似たような人形。
な、何してんの…?
『救命浮き袋』!!
しかもよく読むとすごいことが書いてある。
「もし君が海に飛び込んで波にさらわれたような時には…空気の管を絶えず口に含んでおき、もし空気を吸いたいのに、逆巻く波の泡のためにそれができない場合には、その革袋の空気を吸うがいい」
…それ無理っしょ!
いくらなんでも無理だわ、それ。
この人形の近くにあったのがこれ。
何すか、これ?
『可動橋』…
つまり組み立て式の橋ですね。
会場の模型を見ていると分かるけど、けっこう軍事に関するものが多い。当時は常に隣国との戦闘状態にあったことが伺われます。
あ、これ見たことある。
何かの教科書だったかなあ?
ヘリコプターの先がけ。
すごい…けどこれに乗れと言われたらごめんこうむりたいな。命がいくつあっても足らん。
さらに進む。
うわ、何だ、これ?
やっぱり軍事的なものなんでしょうか?でも手前のは太鼓叩いてる。
地味だけどこれに興味を惹かれました。
なんとボールベアリング装置。
すげー。よくこんなの考えたな。
これは触ってOKだったから実際に回してみたらちゃんとスムーズに回る。
ちょっと感動しますよ。
次。
『変速ギア』
小さな歯車は大きな歯車より円周が小さいので大きな歯車よりも速く回転します。
試しにやってみた。
うーむ?
なんかどれも一緒に回っちゃってるような…?
でも、まあ、そんな昔に変速ギアを思いつくこと自体がすごすぎるわ。
さて…
これは何でしょう?
分かりますよね?
柱を立てる装置です。
上の蛇口みたいなのをグルグルと回すと円柱が起き上がってくる仕組み。柱の根元には車輪がついてる。
どんだけ頭いいんだ?
さらに進む。
これも本で見たことある。
こうすることで左下の重りを引っ張るだけで重い柱が持ち上げられる仕組み。
『滑車装置』というらしい。
これ作るのだけで大変そうだけど。
―――というわけで展示されている模型を少しだけ紹介しました。実際はこれの10倍くらいあります。
ここは本当に面白いです。子どもたちも触っていいものは積極的に触っていました。子どもの方がオッサンよりよっぽどしっかりしてる。
後半は絵画ブース
後半は絵画です。
レオナルド・ダ・ヴィンチの描いた名作の数々。
『モナ・リザ』もありました。
もちろん本物じゃないけどね。そうだったら大変。警備が二重三重になっていて近づけないでしょう。
しかしいい絵です。当たり前だけどやっぱり上手。
『最後の晩餐』に一番の人だかりがしていました。みんな写真撮ってました。
ただ、ここは小学生にはあんまりおもしろくないかも。よほど絵が好きでない限り。
この後は子どもたちの教室のようなスペースがありました。『ジュニアルーム』というそうです。自習室みたいなものらしい。たぶん『レオナルド・ダ・ヴィンチ展』にちなんだ宿題とかがあるんだろうな。
夏休みに子ども連れで行っても面白いよ!
あまり時間がなかったので駆け足で見たのだけれど、今度あらためてゆっくりと見たいと思いました。
ちなみに『そごう美術館』の入館料はこちら。
大人1,500円
大学・高校生800円
中学生以下無料
小中学生のお子様連れでも――ウチのムスコのようなタイプでなければ――少なくとも30分は楽しめます。
ちなみに会期は以下の通り。
※9月11日(月)は展示替えのため休館
[前期]8月2日(水)〜9月10日(日)
[後期]9月12日(火)〜10月15日(日)
夏休み期間中の前半は『子どものためのレオナルド・ダ・ヴィンチ』
その後の後半は『おとなのためのレオナルド・ダ・ヴィンチ』
面白い取り組みですね。
これは2回行かねばなるまい。
10月15日までの長丁場ですから横浜におでかけの方はぜひのぞいてみてください。
関連:帰りにおみやげにいかがですか?
→「そごう横浜店、天のやのタマゴサンド」
追記:後期「おとなのためのレオナルド・ダ・ヴィンチ」
遅ればせながら行ってきました。
館内の構成は前期と同じです。最初にあるのが模型ブース。
傾斜計。
お、パラシュートだ。
2008年にスイス人が、このパラシュートを作って、2千フィートの上空から降下することに成功しています。
怖すぎる…
入って感じたことは「戦争に関する展示物」がふえたということ。
戦車。
なんじゃこりゃ!
けっこうえげつない武器…刃が恐ろしい。
これは城壁にかけられたはしごをひっくり返す装置。
中のひもを引っ張ると、
上の棒がにゅっと突き出してきてはしごをひっくり返す仕組み。
こんな感じで全体的に戦争に使うための武器が多い印象です。
でも中にはまったく関係のないものも。
鏡の部屋。
自分の後ろ姿や横からの姿を見ることができます。なかなかそういう機会はないのでありがたいと思って見ていたら、髪の毛が思ったより薄くなっているのが分かってショックだった…
ミラノの君主を楽しませるために着想されたものと思われます。
作る手間の割にすぐ飽きそう。
あと感心したのがこれ。
クギもロープも使いません。その上をひとが渡って重力がかかるにつれてより頑丈になるのです。
頭いいなァ。今さら言うことじゃないけど。
この模型ブースの次は絵画ブースになります。ここもいい作品多し。
本物じゃありませんが「モナリザ」もありますよ。
「おとなのためのレオナル・ド・ダヴィンチ」というだけあって前期よりは落ち着いたイメージでした。単に子供たちがいなかったからかもしれませんね。
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