
- 魚の目ができてしまった!
- 市販の薬で治したい!
- でもどの薬がいいのか分からない!
――という人は読んでみてください。
実は去年の10月に足の裏に魚の目ができました。
約1ヵ月かけてなんとかとりのぞくことができたものの翌年に再発。
治療にあたって去年とは別の薬を使いました。そこで今回は3種類の魚の目の薬を使い倒したわたしがそれぞれの特徴と効果をお伝えします。
目次
魚の目の市販薬3種、そのおすすめ度
魚の目の市販薬自体はそれほど多いものではありません。なのでドラッグストアで探すとなると自然にこのあたりの商品から選ぶことになります。その中で実際に使った3種類のおすすめ度をお伝えします。
1位 ウオノメコロリ絆創膏
足裏にそのまま貼るタイプ。手間がかかりません。6枚入り。
2位 ウオノメコロリ液
液体を塗るタイプ。乾いたらそのまま入浴できます。
3位 ニチバンスピール膏
基本、ウオノメコロリと同じですがサイズ調整シール、薬剤パッド、固定シールと順番に貼る必要があります。
横山製薬 ウオノメコロリ絆創膏

サリチル酸50%配合
入っているもの
薬剤付きパッド6枚(写真右。左は比較のためのニチバンスピール膏)

使用方法
「ウオノメコロリ絆創膏」にはニチバンスピール膏にあるようなサイズ調整シールがありません。そして固定用テープ一体型なのでこの1枚を貼るだけです。
真ん中の丸い部分が薬剤。これを患部に合わせて貼ります。数枚使ったあとなので患部は真っ白。


貼ったあと2,3日そのままにしておきます。
メリット
薬剤パッドがずれにくい
個人的な感想ですが後述のスピール膏に比べて固定テープの粘着力が強いです。1日中歩いていてもずれません。
デメリット
薬剤パッドが6枚しかない
スピール膏の12枚にくらべ少ないです。しつこい魚の目だと6枚だとちょっと不安かも。
サイズ調整シールがない
調整できないので薬剤パッドの大きさそのままが真っ白になります。小さい魚の目には大きすぎることもあります。

使用してみた効果

去年の魚の目はウオノメコロリ絆創膏で取りのぞくことができました。取れたのは3枚目のときです。でも取れたことに気づかず、その後も4枚5枚と使い続け、ひたすら皮膚をひんむいていたという失態もありました。
これは取れたあとの写真。

白かった皮膚も元に戻っています。
横山製薬 ウオノメコロリ液

サリチル酸10g(こちらは%表示ではありません)
ウオノメコロリは魚の目やタコなどの乾燥した角質を湿らせる作用のある乳酸をサリチル酸に加えて配合し、頑固な魚の目・タコに、より効果的に工夫された医薬品(角質剥離剤)です。患部に塗布するとすばやく乾燥し、白い被膜をつくり、厚く硬くなった皮膚をやわらかくし、魚の目・タコを取り除きます。
~本品説明書より
入っているもの
- ウオノメコロリ液
- ウオノメパッド4枚


使用方法
1日1~2回、キャップ付属の棒で、1滴ずつ患部に塗布してください。
ふたを開けると写真のように、キャップに透明の棒がついています。

これを患部に塗ります。ただの棒なのでほんの少ししかつきません。というかついてるかついていないのか分からないレベル。

そしてウオノメパッドを貼ります。これで終了。

この写真では分かりにくいですが塗った後に皮膚がすぐに白くなります。この被膜から有効成分が皮膚に浸透していきます。
ちなみにビンの縁もすぐに白くなります。

メリット
使える回数が多い
薬剤パッドと違って液体であり、かつ1回に使う量が非常に少量なので使える回数が多いです。
風呂に普通に入れる
スピール膏やウオノメコロリ絆創膏の場合は、入浴時できるだけパッドが濡れないようにする必要があります。なので入浴時は少し不便。
でもこのウオノメコロリ液の場合はそんな必要がありません。
薬剤が乾いた後は、そのまま入浴や水仕事をしてもさしつかえありません。
これは画期的!
デメリット
匂いがきつい
ふたを開けた瞬間、強い匂いが鼻を刺します。いかにも薬品っぽい匂いです。かなり刺激が強そう。だからこそあまりたくさんつけられないようになっているのでしょう。
容器が倒れやすそう
容器が不安定です。量も少ないですから倒れたら一瞬でなくなってしまいそう。なので容器が入っていた箱をこのように利用するのがいいかも。

これでいくらか倒れにくくなります。
ウオノメパッドが4枚しかない
パッド自体は厚みがあっていいのですがやはり4枚は少ない。しかもこのパッド、風呂に入ると簡単に取れてしまいます。濡れても平気なのが利点なのにこれじゃ魅力が半減しますね。せめて6枚はほしいところ。
だらだらと使ってしまう
これはメリットの「使える回数が多い」の裏返しなのですが、薬剤パッドのように使える回数がはっきりしているわけでもなく、液自体の減りも遅いので集中して使わなくなってしまうということがあります。
あ、今日塗るの忘れたけどまあたくさんあるからいいか、まだいくらでもあるしな、といいかげんな使い方になってしまいがちです。
使ってみた効果
この「ウオノメコロリ液」、最初は正直そんなに期待していませんでした。というのも薬剤パッドのように四六時中、薬剤が患部に貼りついているのと違ってこれは1日に1,2回塗るだけ。

実際、数日使ってみても特に変化はありませんでした。4,5日したらようやく皮膚がむけるようになってきた程度。肝心の芯の部分はまったく取れません。

ここからは完全にダラダラモード。デメリットのところでも触れたように、一度に使う量が少なく、何度でも使えそうな感じなので集中して治すという意識に欠けてしまうんですね。塗るのを忘れた日もありました。
でも魚の目の治療にあたってはこのダラダラはもっともやってはいけないことなのです。治すときに一気に治してしまわないとウオノメが慢性化してしまう。
途中でそのことに気づいたわたしはそれからは朝と夜の入浴後、しっかりウオノメコロリ液をぬるように心がけました。
その結果。


分かるでしょうか?なんと魚の目の芯がポロリと取れそうになってきたのです!
そしてこの後、風呂で取れました。使い始めてから2週間くらいだったでしょうか。取れるとは思っていなかったので驚きです。
これは右足ですが左足でも同様のことが起こりました。

見えますか?
(っつーか、さっきから足の裏ばかり見せてゴメンナサイね。もうちょっとだからガマンしてくださいね)
左足の方はもともとそれほど大きくはなかったんですが、ウオノメコロリ液で白くなっていた芯を爪でひっかいていたらこのようにポロリと取れたのです。ポコっとへこんでますよね?
というわけで、「ウオノメコロリ液」でも取れました!
ニチバン スピール膏

サリチル酸50%配合、S,M,Lサイズがあります。
入っているもの
- 薬剤付きパッド12枚
- サイズ調整シール12枚(大・中・小 各4)
- 固定用シール12枚



使用方法
まず患部にサイズ調整シールをはります。その際に『患部の大きさと同じかやや小さい穴のサイズ』を選ぶこと。でないとまわりの皮膚まで白くなってしまいます。

次に薬剤付きパッドを貼ります。けっこう小さめ。

最後に上から固定用シールを貼って完了。このまま2,3日剥がさずにおきます。

メリット
薬剤パッドが12枚入っていること
薬剤パッドはだいたい2,3日ごとに新しいものに貼りかえます。その時に白くなった角質層をピンセットで取れるだけ取り、次の薬剤パッドを貼る。これをくりかえします。
1枚だけというより何枚かの薬剤パッドを使っていくことになります。12枚あるので途中で足らなくなることはまずありません。安心して使い続けることができます。
サイズ調整シールがあること
魚の目の大きさは人によってまちまちです。できて間もないころは小さめのこともあるでしょう。そんなときに患部より大きい薬剤パッドを貼ると、健康な皮膚まで真っ白になってしまいます。その点、薬剤パッドが当たる部分を調整できるシールが入っていることはポイントです。
デメリット
ずれやすい(私の使用感です)
固定用テープは入っているのですが、薬剤パッドが小さいせいか1日中歩いて家に帰ってみるとパッドが少しずれていることがありました。ただ、これは私が立ち仕事だということもあるでしょう。
使ってみた効果
結論から言うとスピール膏では…取れませんでした。
そのときの記事はこちら↓
この記事を読んでもらうと分かりますが全部で8枚使っています。でも取れなかった。
成分はウオノメコロリと同じ「サリチル酸50%配合」なのでそんな差が出るとは思えないのですが…使い方が悪かったのかもしれません。
魚の目の薬、おすすめは?
1位 ウオノメコロリ絆創膏
2位 ウオノメコロリ液
3位 ニチバンスピール膏
もう一度言いますがこれは私個人の場合です。そのまま誰にでも当てはまるわけではないのでそこはご了承くださいね。
どの薬にも言えることはとにかく集中して治すこと。ウオノメコロリ液の説明書にも書いてあります。
魚の目はしん(角質層)を完全に取り除かないと再発します。
治すにはそれなりの根気が必要ですが、ポロっと取れたときはちょっとうれしいですよ!魚の目は放っておくとどんどん大きくなっていきます。早めに手を打ったほうがいいのは間違いありません。
魚の目の薬はもともとそれほど種類が多いわけでもなく、ここで紹介した薬はどれも試してみる価値はあります。自分に合う薬を見つけてしっかり治してくださいね!