【上司】オレはな、お前のためを思って言ってやってんだぞ?を信じてはいけない3つの理由

 

言われたことありませんか?

「オレが怒ってんのはな、お前のためを思ってるからこそ、なんだぞ?」

「お前のことを心配してるからこそこんなに厳しいことも言うんだぞ?」

さすがにこんな見え透いた言い方をする上司は少なくなってきたのかもしれませんが、場所によってはまだ耳にすることもあるでしょう。

まさか、真に受けたりしていないでしょうね?ダメですよ、そのまま信じちゃったら。

その理由を説明します。

 

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お前のために言っている、を信じてはいけない3つの理由

 

このセリフが発せられるときというのはたいてい上司が部下を叱るときです。でも叱る時にこの言葉って必要ですか?

 

1.本当にあなたのことを思ってくれている上司はそんなこと言わない

 

本当に部下のことを思っている人、部下の成長を考えている人はわざわざそんなこと言いません。だって必要ないですから。

だいたいにおいて叱るというのは部下が何かミスをした、仕事のやり方が間違っている、営業成績が振るわないといった時に相手のやり方を修正し、業務を正しく遂行できるように、あるいは少しでも成績が上がるように指導することがそもそもの目的ですよね?

であれば「お前のためを思って言ってんだぞ?」なんて言葉が必要ですか?必要ありません。逆に気持ち悪いわw

私も過去に営業を25年間続けてきたので様々な上司に仕えました。いい上司がいればイヤな上司もいました。心をズタズタにしてくれた上司もいます。

でも、この人は尊敬できるという上司は「お前のためを思って」なんてこと一度も口にしたことがありません。叱る時にはその叱るべきポイントだけを叱りました。それが普通ですよね?それで用は足りますよね?

 

2.あなたに言っているようで実は自分自身に対して言ってるだけ

 

じゃあなぜその上司はそんなことを口にするのか。必要のないことをわざわざ大上段に振りかざして口に出すのか。

言うまでもありません。

それは部下であるあなたに対して言っているのではなく、自分自身に対して言っているのです。

試しにそれを口にしている時の上司の顔を見てください。見たくないだろうけど。

きっと自分に陶酔した顔つきになっています。

 

”ああ、オレは今、部下のことを思ってこんなことを言ってるんだ”

”部下であるコイツのことを考えているからこそこんなキツイことも言うんだ”

”コイツの成長を願っているからこそこんな言いたくないことも言ってるんだ。コイツのことを思っているからこそ――ああ”

 

あんまり長く見なくて結構です。夢に出てきますよ。

叱るにあたって言う必要のないことを言う理由の一つはこれです。

自己陶酔、あるいは自己正当化

 

お前のためを思って言っている

 

この言葉ほど相手の口をふさぐセリフはないですからね。こう言うことで自分が言っていることが見事に正当化され、かつ相手の心に無理やり突っ込むことができるのです。オレの言うことをそのまま黙って受け入れろと。何も言わせないぞと。

 

3.大勢の中で言うのはまわりへのアピール

 

これを1対1の場ではなく、まわりに他の人がいるところでやる上司はさらに注意です。演歌の握りこぶしじゃないですが、

「オレはなァ、お前のためをなァ、思ってるからこそなァ、こんなことを言うんだよォオォオォ…!」

なんてデカい声でやる上司はもう完全アウト。

その上司の心の中はこうなっています。

 

あなたのことを考えている自分に酔っている部下思いのオレのアピール

 

この時点でこの人の頭にはあなたのことはありません。あるのはまわりへのアピールのみ。オレってこんなに部下のことを考えているんだよぉおぉおぉ…!

 

そもそも叱ること自体、大勢の人の前でやるべきではないのに、それを堂々とやりつつ、かつ部下思いであることをまわりに知らしめようとする人は絶対に相手のことを考えてなんていません。

 

完全に自分劇場じゃん!

 

真面目な人ほど信じやすい

 

このセリフが危険なのはこれを真に受ける人がいるからです。特に真面目な人ほど信じてしまいやすい。真面目な人は自己啓発の本なんかをよく読んでいますからね。その手の本にはよく書いてあるのです。

 

  • ものごとは常に前向きにとらえましょう
  • 叱られてイヤだと思うのではなく、あなたのことを思っているからこそ叱るのだと考えましょう
  • だから叱られたことも自分の成長の糧にしましょう

 

そのこと自体は否定しません。前向きにとらえることは大事です。実際、きちんとした叱り方をしてくれる上司もいますしね、少ないけど。

 

でも真面目な人が陥りやすいのはこれを100%信じてしまうこと

 

”そうか、この人が怒っているのは僕のことを考えてくれているからなんだ”

”こんなにひどい言い方をするのも僕の成長を願ってくれているからなんだ”

”バカ野郎、ふざけんなっていうのも愛のムチなんだ。これを成長の糧にしなきゃ”

 

それ違います。

 

特にバカ野郎、ふざけんな、が出てきたらそれは愛のムチではありません。そう考えるのはただの無知です。もう完全にその上司の憂さ晴らし。自分を守るため、さっさと見切りをつけましょう。

 

そこまでいかずとも叱る時、「お前のためを考えているからこそ」が出てきたら要注意です。その言葉が口をついて出てきた時点でその人は言うほどあなたのことを考えていない可能性があります。だから真に受けちゃダメ。

 

話半分で聞いておく

 

そうか、この人は僕のことを思ってるからこそこんな厳しいことも言ってくれるんだな。

と考えてしまうのが危険なのは、

 

相手(上司)= 100%正しい

自分    = 100%間違っている

 

という思考に陥りかねないこと。

自分のためを思って言ってくれている相手が100%正しいとなれば、それに反している、あるいはその通りにできない自分は100%間違っているという結論になりかねません。そうすると言われたとおりにできない自分がどんどんダメな人間に思えてきてしまいます。これは非常によくない。私自身が経験したから分かりますがうつ状態への第一歩です。

 

当時の上司が「お前のためを思ってるからこそ」と言ったわけではありませんが、でも怒られることはずべて上司の言うことが正しいと真面目一辺倒の私は思っていました。そして次第に顔色が悪くなっていったのです。思い出したくもない暗黒の時代。

 

大事なのはこれです。

 

「お前のためを思って」という上司の言うことは話半分で聞くこと。

 

100%正しいなんて思っちゃダメ。せいぜい50%くらいの気持ちで聞いていればいいです。だってただの劇場なんですから。

 

 

お前のためを思って、なんて簡単に言える方がヘン

 

以前、家で子供を叱る時、一度だけ言ってしまったことがあります。

 

「〇〇(ムスコの名前)を思ってるから言ってんだぞ!?」

 

あとでなんだかすごくイヤな気持ちになりました。今思い出しても、そう口にする時の私はものすごくエラそうで、鼻の穴を広げ、そして、今オレはすごく正しいことを言ってんだ!みたいな気持ちが顔に出ていたはずです。反論は許さない!みたいな。

 

親が子どものことを思ってるなんて当たり前のことですよね?でもこうして上から振りかざすことで逆にその言葉が空疎になる気がしました。不自然な押しつけがましさだけが前面に出てきて、叱ることの目的が本来と別のところに行ってしまっている。以来、その言葉は二度と使わなくなりました。

 

親子の関係でさえそうなんです。にもかかわらず、それよりも親愛の情が薄くなってしまうはずの上司部下の間柄で「お前のためを思ってるからこそ」なんて軽々しく言えることのほうが信用できません。会社で使われる「お前のためを思って」という言葉には何かしら欺瞞めいたものを感じます。

 

今じゃそんなことを言う上司も少なくなってきたのかもしれませんが、もしあなたの上司がそんなことを口にするのならくれぐれも真に受けないよう注意しましょう。その人の劇場につきあう必要はありません。心の中でアカンベェをしておくくらいでちょうどいいですよ!

 

あと理不尽なことで怒られたら心の中でボロクソに言い返しましょう。

 

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