パラグライダー体験に興味のあるあなたへ。
やってみたいけど当日はどんな様子なのか、全部でどれくらい費用がかかるのか、いろいろ知りたいことがありますよね?でも具体的な情報となるとなかなか少ないのではないでしょうか?
今回は8月に長野でパラグライダー体験を行ったわが家の様子をお伝えするのでぜひご参考にしてみてください。
目次
『じゃらん遊び・体験』で予約
申込みをしたのはこちらです。『じゃらん遊び・体験』よりインターネット予約しました。支払いは当日で現金のみ。
もし高いところまで飛びたいのであれば、自分で操縦するのではなく、インストラクターの人と一緒になって飛ぶコースを選んでください(操縦はインストラクターのみ)。
エコーバレーパラグライダースクール
集合場所
集合場所はエコーバレースキー場のそば。温泉山岳ホテル「アンデルマット」。
ここに朝の9時半に集合です。わが家は9時過ぎに着きました。長野の旅行でのイベントです。
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駐車場はそんなに大きくはありませんが車をとめるスペースは十分にあります。
これがホテルの入り口。
いかにも昭和の時代からある山岳ホテルという感じがしますね。
インストラクターさんからの説明&支払い
これが中の様子。
右のテーブルでインストラクターのFさんから今日の説明を受けました。この日の体験はわが家のみ。印象としてはそんなに混みあう感じはありません。体験するのは19歳のムスメと13歳のムスコと49歳の僕。
まず最初に簡単な誓約書のようなものを読んでそれにサインします。ケガとかあっても自己責任だからね、というやつ。ケガしないようにしなきゃ。
持参するもの
- 手袋(軍手で可)
- 長袖長ズボン
- 走りやすい運動靴
これらのことを説明しながらインストラクターのFさんは言いました。
どうも天候的にはあまりパラグライダーに向いていないらしいのです。不安になる僕。
説明が終わると最後に支払いです。さっきも書きましたが現金のみ。
『じゃらん遊び・体験』には一人9,720円と記載されています。が、これ以外にも保険料やら何やらでもう少し増えます。支払ったのは3人で総額37,020円。
37,020円!
ぐぬぬ…人生初の体験とはいえけっこうな金額です。
心配を胸に、これより出発です。
インストラクターFさん(以下、Fさん)の車とわが家の車2台で山の上の方へ向かいます。近いのですぐ到着。
車を降りて下を見下ろしました。
気持ちいい――っ!!
左に見えるのはリフトです。冬場は真っ白になるわけですね。
でも確かに風がない。ほとんど無風。
パラグライダー体験開始
装備の装着とパラグライダーの準備
まず最初にヘルメットをかぶります。この中から好きなものを選んでとのこと。
いかにもこれまでさんざん使われた感じが。
神経質なオヤジを尻目にさっさとヘルメットをかぶるムスコ。
やむなく僕もかぶりました。頭デカイから似合わないんだよね~
そのあと「ハーネス」を担ぎます。飛行中に座るイスのようなものですね。座椅子のように背もたれが入っています。
装着完了。奥のスタート地点へ歩くFさんとムスコ。
ここでパラグライダーを地面に広げます。思っていたより大きくてビックリ!この翼の部分を「キャノピー」といいます。
この輪になっているのが「ブレークコード」。これを上げ下げすることによってパラグライダーを操縦します。
ライン(ロープ)がめちゃめちゃ多い!すぐにからまりそうになります。
Fさんの見本飛行
というといかにもすぐに始まったように感じられますが実際はそうではありません。とにかくこの日は、
風がない!!
本当に無風です。風がよく吹くからパラグライダー体験の場所に選ばれているんでしょうけどこの日は本当に風がなかった。なのでFさんの飛行までに準備を終えてからずいぶん待ちました。
それでも時折弱い風が吹く程度。
ということで始まりました。
ひとりがキャノピーの真ん中を持ち上げます。こら、ムスコ、ちゃんと持てい!
Fさんが走り出した瞬間。キャノピーが風を受けて立ちあがります。
ブワッ!!
風が弱いのであまり浮かんでいきません。それでも1メートルくらいは上がっていました。そして着地。
体験開始!
風はあいかわらず弱いままですが、ムスコが一番バッターで始めることになりました。Fさんから説明を受けるムスコ。
見ているこっちまでドキドキしてきます。まもなく滑空か!
が…
また風がなくなった…
立ちすくんで風を待つFさんとムスコ。このシーンを何度見たことか。
うらめしい天気。
Fさんの話では、この日は上空でいろいろな向きに入り組んだ風が吹いていてそのため地上では風がよどんでしまっているそうです。
30分くらい待ったでしょうか。ようやく弱い風が流れてきたので再開です。
Fさんの合図とともに走り出すムスコ。広がるキャノピー。
でもすでに斜めになっています。これは失敗のサイン。キャノピーはそのまま落下しました。
さあ、ここからが大変。
Fさんがキャノピーの運び方を教えてくれます。ラインをまとめて全体を折りたたむ。
それができたらなんと、自分で担いで上がらなければなりません!
これがキツイのなんの。重量は合わせて10キロあるそうです。チャレンジの度にこれを行うのですからもう完全に真夏のトレーニング。
風が強いときはキャノピーに風を受けながら引っ張られるようにして上がることができるそうです。ずいぶん違うんじゃないの、それ?
でもこれは何回目かのチャレンジのとき(実際は交替しながらやっています)。画像粗い…
飛んだ!
とは言えないまでも身体が浮いていました。
よかった!
さて次はムスメの番です。Fさんから手ほどきを受けます。
が。
またしても消える風。座ったまま下界を見つめるムスメ。
このあたりから本当に風がなくなりました。僕も含め、何度かチャレンジしましたがまともに飛べず。
10時ごろから開始してすでに1時。飛んでるより待っている時間の方が数倍長い。
山のドライブへ
と心の中で思わないでもなかったですが、でも一番堪えているのはFさんでしょう。この立場、辛すぎるでしょう。自分だったら穴があったら入りたい。
というFさんの提案により、われわれは急遽、車でそのあたりをドライブすることになりました。
山頂近くまで来ました。空がめっちゃ青い!
いい景色。風があればなあ。
ここまで上がってきたのには一つにはこの場所でパラグライダーが飛べないかということもあったのですが、残念ながらこちらも十分な風がありませんでした。
どうやらパラグライダーで飛ぶのはあきらめた方がよさそうです。Fさんがここまでやってくれたのだからそれで飛べなきゃしょうがないと思いました。だって風ばかりはどうしようもありません。
ファイナルチャレンジ
さっきの場所に戻ってきたのは2時を過ぎていました。予定ではパラグライダー体験は3時までになっています。
Fさんに従ってわれわれはファイナルチャレンジに臨むことになりました。さっきよりはわずかに風があるかなあという程度。期待過大にならないように臨んだら…
奇跡が待っていました。
これは僕です。
飛んでいるの分かりますか?
自分の感覚では5メートルくらいは浮き上がった気がしていたのですが、これを見るとせいぜい2,3mですね。でも右の方に流れたところを左のブレークコードを引いて左に旋回しました。ちゃんと操縦してる感があった!
この後、ムスメもムスコも――僕ほどではないけど――飛ぶことができました。最後の最後に皆、パラグライダーで飛ぶことができたのです!よかったァ~、パラグライダーの神様はいたんだよ!
そしてこのハード・コンディションの中、僕ら家族をなんとか飛ばしてあげようと最後まで頑張っていただいたFさんにも本当に感謝です!ありがとうございました!
パラグライダー体験まとめ
というわけで、終わりよければすべてよし、という結果になりました。楽しかった!
実を言うと3人の中で一番ハマったのは僕です。体験をやっている途中もFさんからも言われました。
まさにその通り。3人の中でもっとも長く高く飛べたからというのもありますが、それにしても飛んだ瞬間の気持ちよさは忘れられません。
離陸にはコツがあって僕も子供たちも何度も転んだのですが、一回ある程度の高さに浮かんでしまうと離陸のときより落ち着いて行動ができます。わずかな時間でしたが操縦する楽しさも味わうことができました。
とはいえ最後に飛べたからいいようなものの、もしずっと飛べなかったらガッカリ度はハンパないでしょう。
飛べるかどうかはすべて風任せというのがこわいところでもあります。わざわざ行って飛べなかったらたまらないですからね。
でも何度も言いますが飛べたときの気持ちよさは折り紙つき。もっと高いところまで自分一人で行けたらどんなに楽しいかと思います。
興味のある人はぜひ!やってみる価値は大いにあります。自分の運試しもできるとってもいいアクティビティですよ笑
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