
ブログのコンセプト、決まっていますか?
ブログにはコンセプトが必要とはよく言われることです。
でも何をコンセプトにしたらいいのか思いつかない。
どうやって決めたらいいのか分からない。
そんな人も多いのではないでしょうか?
私もそうでした。
コンセプトが決まらないまま、とりあえず更新を続けていたのです。
ですが、ようやくそれを見つけることができました。
目次
ブログにはコンセプトが必要

ブログにはコンセプトが必要。
ブログの軸、ブログの幹ともいうべきものです。
このことは更新を始めて以来、ずっと気になっていました。
コンセプトが必要である理由
こちらをご覧ください。
これはプロブロガーのかん吉さんが出した本『ブログ運営×集客×マネタイズ』の中の一節です。
お店が2軒並んで建っていました。一つは蕎麦屋。看板には筆書きで大きく「蕎麦屋」とかいてあります。もう一つのお店もお蕎麦屋さんのようです。ところが、看板には「ラーメン」「カレー」などの蕎麦以外のメニューも大きく掲載されていました。あなたはどちらのお店で蕎麦を食べたいと思いますか?
蕎麦屋だと高そうだから後者で、という現実的すぎる答えはここでは脇に置いておいて正解はもちろん「蕎麦屋」。
お店に入ったら、カレーが売っていても良いのです。看板だけは「蕎麦」と書いて、メインのメニューをしっかりアピールしましょう。
ブログも同じです。ただ漠然と書くのではなく、ブログを特徴づける「核」が必要です。ブログのコンセプトを明確にしましょう。
ブログを特徴づける「核」「コンセプト」――これが自分のブログにはないことがずっと気になっていました。
軸のない雑記ブログになっていた
ブログを開設してはや10ヶ月。
雑記ブログですからいろいろなことを書きます。それに従ってカテゴリーもふえていく一方。
食べることが好きだから「食べ物」
ブログが好きだから「ブログ」
使ってみたグッズがあったら「道具」
便秘対策を行ったら「健康」
…等々、記事を書くたびにカテゴリーがふえていきました。
ふえること自体はいいんです。雑記ブログですから多種多様なことがテーマになるのは当然。ほとんどの人がそうですよね。
ただ、私の場合は問題がありました。それは、
ブログの中心を貫く軸がなかった。
軸、つまりコンセプトがなかったのです。
それがないためにただの雑多な記事の集合体になっていました。どういう立ち位置で書いているのか分からない。
以来、ずっとそのことを考えていました。
「内向型」というコンセプト

ところが先日、朝の通勤電車に揺られている時、フッとある言葉が頭に浮かびました。
内向型
なぜ急に思い浮かんだのかは分かりません。
でもその時、
これでいいんじゃないの?
と思ったのです。
内向型であること
これは私が49年間生きてきた中で、子供のころから今に至るまで、
ず――――――っと向かい合ってきたことでした。
自分のことをひとことで言い表すとまさにこれにつきます。
子供のころの好きなこと。
マンガを読む
マンガを描く
プラモデルを作る
すべて1人でやることでした。
もちろん、外で友達と遊ぶこともありましたけど、基本はひとり遊びが好き。皆でワイワイというよりも1人で何かをすることを好んでやっていました。
この傾向は年をとればとるほど顕著になっていき、
人生の節目節目、あるいは何かしらの決断を下さなければならない時、
その度に、自分が内向型であることを自覚せずにはいられませんでした。そしてそのことに大きな壁を感じました。
今でこそ、内向型人間も認められる風潮やそういった内容の書籍も出てきていますが、昔は内向型というのは概して否定的にとらえられていました。
内向型じゃダメ
外向型であれ
なので私も10代の頃から、自分が内向型であることを気に病み、どうやったら外向型になれるのかを常に模索し続けていました。
でも性格はそんな簡単には変えられません。なかなか思うようにいかない。
内向型だと何をするにも気持ちが縮こまってしまいます。
アルバイト募集の広告を見ても、
「明るくて元気な人募集!」
と書かれているところはその段階であきらめていました。自分は内向型=「暗い」「ネクラ」と考えていましたから。
会社勤めをするようになっても基本的に求められるのは
明るく元気に積極的に!
私のような身体も小さく、声も小さく、なんだかモゴモゴしている人間は評価されません。
おまけにそんな私が営業職についてしまったのです。
会社に行くのは憂鬱でした。
そんないつまでたっても内向型の自分を認めてやることができませんでした。
内向型でもいいじゃないか

本当は言いたかった。
だって人と話すの苦手なんだもん!!
こんなこと、ブログだから言えますが、現実の世界ではやっぱり言えませんよね?
面と向かって話している人に向かって、人と話をするのが苦手で…なんてなかなか言えるもんじゃありません。何この人?と白い目で見られるのがオチでしょう。
もちろん私とて誰とも話をしたくないわけじゃありません。10代、20代の頃は、少ないですが腹を割って話せる友人もいました。
でも会社勤めをするようになってつきあいが会社関係だけになると、根が内向型であるだけに話をするのが疲れるようになってきたのです。会社の人と話していても心から楽しめないというか。話をすることに消耗する。
そして気がついたら40代も後半になっていました。
さすがにもうこの年になって内向型を直そうとは思いません。そんなことより別のことに力を注いだほうがいい。
内向型で生きていく。
変わる必要なんてない。
いいじゃないですか、内向型だって。
そう考えることにしたのです。
自分を認めてあげること
もちろん、これは私の話です。
どうしても変わりたい、どうしても内向型を直したいと思うのならそういう努力をするのを止めはしませんが、
ただ義務的に、
変わらなきゃ、
外向型にならなきゃ、
と無理して変わろうとする必要は全然ありません。
言ってしまえば、
そんなのはどっちでもいいことです。
私はこう考えます。
その人が内向型なのはそれがその人にふさわしいから。
内向型だからこそ力が発揮できる人だからです。
自分のことを内向型だと感じていて、それによって思うようにいかないことを何度も経験し、くやしい思いをして、それでもがんばって外向型になろうとしている人がいたら言ってあげたい。
そのままでいいんですよ。
内向型だっていいんです。
他の人からどう思われようとも、
自分だけは自分のことを認めてあげることが大切。
内向型の力

電車を降りるときには私は心を決めていました。
コンセプトは「内向型」。
内向型の人には内向型なりの力があります。
使い方、使い場所を間違えると十分な結果がが出せないだけで、しかるべき場所、しかるべき方法で物事に向かえば必ず力を発揮できます。特にインターネットの発達した現代は昔とくらべてその可能性が大きく広がっています。
そんなことを考え、このブログは、
内向型の私が見聞きしたこと、経験したこと、感じたことを伝えるとともに、内向型の人のエンジンになれるようなブログにしようと思ったのです。
それにちなんでタイトルも決めました。
内向型エンジン
内向型が力を発揮するためのエンジン。
――結果的にはタイトルは今のままで続けることにしたのですが、あるいはサブタイトルとして、
シワログ!~内向型エンジン
にしようかなとも考えています。
余談でした。
コンセプトはそこにある
最後に再びかん吉さんの本を引用します。
ブログコンセプトとは、あなたが表現したいことを、概念化したものです。どんなコンセプトが良いかは、人それぞれ異なります。答えはあなたの中にあります。
「答えはあなたの中にあります」
まさにそのとおりでした。ブログのコンセプトは私の中にあったのです。
私はこの一節を読んで思わずジーンとしてしまいました。
かん吉さんってすごい。
もしあなたが、自分のブログのコンセプトが見つからないと感じているのであれば、
一度自分自身のことを深くふりかえってみてください。
自分をのぞきこんでみてください。
答えはきっとそこにあります。
これからブログを始めようという人、今のブログをもっとよくしていきたい人はぜひ読んでみてください。いつページを開いても、自分の進み度合いに応じた発見があるはずです。おすすめです。
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