
カランダッシュ エクリドールコレクション『アーバン』
価格 22,000円(税抜)
スイスの高級筆記具メーカー『カランダッシュ』。ロシア語で『鉛筆』を意味します。
目次
カランダッシュとは?
『カランダッシュ』というメーカーの歴史は公式サイトを見れば分かりますが、一番最初の鉛筆工場が設立されたのは今からおよそ100年前のことです(1915年)。
その後、当時の経営者が社名をロシア生まれのフランス人風刺画家の雅号をなぞらえて『カランダッシュ』に変更しました。その画家がサインしていた文字がフランス語風の
Caran d’Ache
だったそうです。
カランダッシュのボールペンの特徴

今回ご紹介するボールペンは『カランダッシュ』の『エクリドール・コレクション』の中の一つ。元々は万年筆中心のコレクションだった『エクリドール・コレクション』に、1953年にボールペンが新たに加えられました。
アーバン~都会
この『エクリドール』の中の『URBAN(アーバン)』というボールペンです。
『URBAN』、まさに『都会』を象徴する高層ビルがモチーフになっています。これがまたキレイなんです。

どうですか?これこそまさに都会にそびえ立つ高層ビル。夜の街の光を反射させて、燦然と立つ銀色の塔そのものです。見ようによってはボールペンを乗せた黒い台と白い小さなポチポチが夜空の星のようにも見えてきませんか?
ノッキングの模様

これはボールペンの頭、ノッキングするところです。残念ながらはっきり写っていないですが、ここには『Caran d’Ache』のスペルのCとdとAが刻まれています。
これがとってもかっこいいです。
色は2色

同じ『URBAN』のボールペンで、銀色ではなく金色のものもありますが(ちなみに31,000円)、銀色の方がカッコイイ気がします。なんてったって高層ビルですから。
『URBAN』に限らず、『カランダッシュ』の『エクリドール・コレクション』は基本的に金色か銀色の2種類しかありません。
彫りによる模様のみ

すべては彫りによる模様のみ。潔いです。この彫りの模様が実にバラエティに富んでいて、幾何学的なものもあれば、自然をモチーフにしたものもあります。見ていて飽きません。
文字入れができる

あと、このボールペンは文字入れをすることができます。
ノッキングのすぐ下の細長いところです。ここだけ彫りがなくツルッとしています。4文字まで可能ですが、イニシャルを入れる人が多いそうです。
書き心地がいい
外見の話ばかりしてしまいましたが、『カランダッシュ』のボールペンの特徴はその書き心地。
サラサラ書けるというのは高級ボールペンなら当然のことですが、どんなボールペンでも書き出しはインクがすぐに出ないことがあります。2,3度、紙にクルクルとペンを走らせないと出てこないのは、急いでいるときには、意外に小さなストレスになったりします。
が、『カランダッシュ』のボールペンにはそれがありません。書き始めからすぐにインクが出てきます。私も試してみましたが本当に最初からキレイに出てきます。
書き心地はマットな感じと言えばいいでしょうか。ウォーターマンはスーッと流れるような滑らかさがありますが、『カランダッシュ』は滑らかというのとはちょっと違う。滑り過ぎないのです。滑り過ぎないからピタッと止まる。製図の線を引くような感覚かもしれません。でも書いていて気持ちいいです。
まとめ
外見といい、質感といい、これはボールペンの域を超えているといってもいいでしょう。彫りというのは芸術の一種ですね。美しさが際立ちます。
このボールペンがさりげなくジャケットの胸ポケットにささっていたら本当にカッコイイ。挟むところ(何て言うんだろう?)も非常にシンプルでそこがまたいいです。
イニシャルを入れることもできるしプレゼントには最適ですよ!
[参考]
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