突然ですが、ぼくは昨日の夜、眠れませんでした。
悔しくて。
いつまでも布団の中でもんもんとしていました。
目次
あんちゃさんのブログのアクセス数のすごさ
眠る前にこれを読んだからです。
まじまじパーティー
『【1周年】ブログを1年続けたら人生180度変わったのでアクセス数とか読まれた記事とか色々振り返ります』
twitterでイケダハヤトさんがリツイートしていたので読んでみました。もちろん読むのは初めてです。
書いているのは25歳の女性、あんちゃさん。
何気なくその記事を見て、腰を抜かしそうなほど驚きました。
それがこの部分。勝手に掲載させていただきます。
『まじまじパーティー』1月30日の記事より引用
この人、ブログを始めたの、2016年の1月31日ですよ?
つまりちょうど今から1年前。
読むと分かりますが、ごく何気なく始めているのです。
それなのに。
1ヵ月目で28,000PV!
2か月目で100,000PV!
3か月目で150,000になって、
1年後には650,000にもなっているんです!
なんですか、それ?
いや、1年後の650,000PVもさることながら、1ヵ月目の28,000PVがものすごい衝撃でした。
だって…1ヵ月、ですよ?
ぼくは自分がブログを書き始めて1ヵ月のことを思い出しました。いや、
夏から書き始めて約半年たった今のことを考えました。
記事数は全部で80です。
自分なりにがんばってきました。
でも…
アナリティクスで――ああ、悲しいかな!——アナリティクスで表示される1日のPVは、わずかに
5
くらいです。
ハハハ。
涙も出んです。
1日に5PVということは、1ヵ月でせいぜい150PVくらいでしょうか。
1ヵ月150PV。
これがぼくがこれまで半年かけてやってきたブログの成果なのです。
かたや1ヵ月で28,000。
布団の中で文字通り絶句していました。
好きじゃない仕事を25年間やり続けてきた
でもどうしてその数字にそんなに衝撃を受けたのか?
それはぼくがこれまで送ってきた人生とのあまりの違いによるものでした。
好きじゃない仕事をずっと続けてきて得たものは?
ぼくは平成3年に大学を卒業してそのまま就職、小売業の会社の営業マンになりました。
営業なんか全然したくなかったのに営業職になりました。
いやだなァ、向いてないなァと何度も何度も思いつつ、それでも一度就いた仕事、「石の上にも三年」の言葉どおり、少しでも成果が出るようにと「努力」してきました。
ずーっとがんばりましたが成績はよくて中くらいでした。
成績が悪いと上司から責められました。
「もういらねーよ」「異動だな」等々、心に突き刺さることを何度も言われ、その度ごとにガックリとうなだれ、足を引きずるように歩いていました。
それでも耐えました。ガマンしました。
それしかないと思っていましたから。辞めるわけにはいかないと思っていましたから。
そうしてどんどん年をとっていき、年をとればとるほど、「辞めたらもう就職できない」という恐れのため、辛い仕事にしがみつくようになっていったのです。その間に26年の歳月が流れました。
でもそれでぼくが得たものはこれでした。
自分ひとりの稼ぎでは子どもを大学にいれてやることもできない、ぜいたくも一切しないで子供にも節約を強いる暮らしと、
常に人の顔色をうかがい、自分の気持ちを押し殺し、愛想笑いに疲弊する毎日。
これからも好きじゃない仕事を続けるの?
いや、そりゃね、健康でいられることは感謝していますよ、もちろん。
それが一番大事だってことは知っています。いつか話すときが来るかもしれませんが、そのことは「人万倍」知っています。
だから贅沢を言っちゃいけない、ということも。
でもね、
このあんちゃさんのように、好きなことを仕事にしている人が実際にいるんです。
やりたくない仕事をガマンしてここまでやってきましたが、果たしてそれは正しかったのだろうかと今頃になって自問自答しています。
自分の生き方はひょっとしたら間違っていたんじゃないだろうかということが頭をよぎります。
でも、間違っていたにしろ、間違っていなかったにしろ、過去のことを変えることはできません。もう過ぎ去ったことなのです。
もう人生3分の2を過ぎました。48だからそう言ってもいいでしょう。
年をとればとるほど時間がたつのが早くなっていくから、残った人生はもう3分の1もないかもしれません。
そう考えた時、ふと思ったんです。
これから先もずっと同じような生き方をしていくのだろうか
それでいいんだろうか
本当に自分はそれでいいんだろうか
ワードプレスでブログ開設
そうしてぼくは、すがりつくような思いで去年の夏、ブログをはじめました。もうこれしかないという思いでした。
最初は右も左も分かりません。何もかもが知らないことばかりです。
ネットで検索したり、本を買ったり、まさに悪戦苦闘の毎日でした。今だってそうです。
書くことだけは好きだったので、ブログを更新するのは苦にはならなかったのですが、いつまでたっても読んでくれる人は現れませんでした。
一体どうしたら多くの人に読んでもらえるのだろうと毎日悩んでいました。そんな時に、あんちゃさんの記事を読んだのです。
愕然としました。
始めて1ヵ月で28,000PV…
次元が違うとはまさにこのことでした。
この人のブログに比べれば自分のブログなんてまさにカスだと思いました。いや、ブログと名乗るのもおこがましい。
いったいこの半年間、自分は何をやってきたんだろう?そう思うと悔しくて…
プロブロガー宣言
そりゃあね、ぼくだって分かりますよ。
月間PV150という数字がどういうことを意味するのかってことくらい。
センスないからやめといたほうがいいよって、どこからか聞こえてきそうなことくらい。
分かっています。
でもね、
このまま終わりたくないじゃないですか。
何が?と聞かれるとそれはあまりにいろいろなことがありすぎて今ここには書ききれないんだけど、
とにかく、
このままで終わりたくない。
終わるわけにはいかない。
お金もないし、センスもないし、若さもない。ブログを書けるような面白い生活を送っているわけでもない。
ぼくのどこをとっても、世間でプロブロガーと言われている人との共通点はないでしょう。本当に何もない。
あるのはただ、
負けたくない、という気持ちだけ。
本当にそれだけ。
でもぼくは宣言します。
誰も読んでなんかいやしないだろうけど宣言します。
48歳の男の宣言。
プロブロガーになります。
今ぼくは48歳と8か月。
50歳を迎えるまでにプロブロガーになります。
自分で「50歳」って書いて、げげオレもうすぐ50なのかよと今さらながら焦りましたけど、でも、それでも、たくさんの不安を封印して宣言します。
ぼくはプロブロガーになります。
この歳で、この歳から始めても、なれるということを証明したい。
そして、ぼくと同じように理不尽な思いや苦しい思いをしていて、ぼくと同じようにいささか生活にくたびれてしまった人を応援できるようになりたい。
と同時に自分を応援したい。
新しい人生を、
作りたい。
リスタート。
そんな思いで今日はブログを書きました。最後まで読んでいただきありがとうございました。
☆よかったらプロフィールページも読んでやってください☆
こんばんは。
まじまじぱーてぃーの検索からヒットして
この記事を読みました。
私は今年25歳のアパレル系 生産管理の男です。
この記事を読み終えて、久々にドスンと来ました。
アパレル好きで有名ブランドにも携わりますが、
この業界は死に体であり中々難しいです。
不便や問題の解決がビジネス、だと思っていた私にとっては、
この業界の従来のビジネスモデル自体が不便や問題そのものなのです。
実績の無い自分には、有望アパレルへの転職も中々上手くいきません。
面白いアイディアがあるので起業も考えて、今ファミレスで勉強しております。
シワログさんの当該記事に元気を頂きました。
これからも応援しております。
ハッシーさん、コメントありがとうございます。
この記事は思いが高ぶったときに書いたものなので今読むと我ながら恥ずかしくなります。
PVはこのときよりは改善してきましたが、「プロブロガーになります」なんて書いてしまっているので冷や汗ものです。来年はその50歳になってしまいますし。
私も服飾雑貨関係で働いていますが、業界としてはかなり苦しいというか、先が見えない状態です。ハッシーさんがおっしゃる通りだと思います。
でもハッシーさんの武器は若さです。25歳ならこれから何にでもなれます。本気で目指せばきっとなれます。
私のようにこんな歳になってから後悔することのないよう、やりたいと思うことを全力でやってみてください。
このブログもあれこれ悩みが尽きない中、逆にハッシーさんには元気をいただきました。
身体に気をつけて頑張ってください。
ありがとうございました。
私もたまたまヒットしてきましたが、一番心打たれたのは、ハッシーさんへのコメントです。(ブログ内容じゃなくてごめんなさい)私は今24歳なのですが、ハッシーさんへのコメントで私のように後悔することのないように、という旨の一文ですごく胸が締め付けられるような思いがしました。言葉に重みがあって、たった一文ですが本心が見えてすごく響きました。私もいまやりたいことを模索中で職も転々としていますが、後悔だけはしないように生きていこうと思いました。
みうみうさん、コメントありがとうございます。返信がとても遅くなってしまってごめんなさい。
早いものでこの記事を書いてから3年近くが過ぎ、気がついたら51歳という信じられない年になってしまいました。冗談でしょ?と思いたくなります。
残念ながらプロブロガーにはなれずに相変わらず苦手な仕事を続けています。
でも、だからといってあきらめたわけではなく、いい加減夢を見るのはよせと言われるような年代になってもまだもがき続けています。
みうみうさんは24歳。それはわたしから見たら輝かんばかりの宝物です。
職を転々とされているということですが、決して間違っていないと思います。
ひょっとしたらすでにお読みかもしれませんが、『夢をかなえるゾウ』という本の中にこういうくだりがあります。
「ホンマ自分がワクワクできて自分の持ってる力一番発揮できる仕事、探さんといかんねん。そんなもん、死ぬ気で探さんといかんねん」
「自分の『これや!』て思える仕事見つけるまで、もう他のもんかなぐり捨ててでも、探し続けなあかんねん。収入が不安定とか、恋人や親が反対するとか、そんな悠長なこと言ってる場合ちゃうで。仕事間違えたら、それこそ一生棒に振ることになるんやで」
最後の一節はわたしには辛いところですが、でも真実だと思います。
若いからこそ模索もできます。探したいだけ探していいと思います。それが真剣に考えに考え抜いた結果の行動であるなら必ずまた前に進めます。その経験は後になってきっと生きるはず。
今は思い悩むこともあるとしても、5年後10年後、あのとき悩んでよかった、模索していたからこそ自分にとって最良の決断ができたと思えるような人生をみうみうさんが歩まれることを願っています。