- もう何年も過敏性腸症候群の症状が続いている
- 食後によく下痢に襲われる
- 朝、電車に乗るのがこわい
過敏性腸症候群ってつらいですよね。
何日も続く便秘、決まって訪れる下痢。
人に言えない苦しさ。
ここでは、そんな過敏性腸症候群の症状に苦しむあなたに、同じように何年も便秘と下痢で苦しんできたわたしが、かなりの効果を実感できた方法を紹介します。
何をやってもダメだったという人はぜひ一度試してみてください。
目次
とにかくパンをやめること
これが結論です。パンをやめてみてください。
- まずは朝のトーストをやめる
- 昼のサンドイッチ、総菜パンもやめる
- つい買ってしまう菓子パンもやめる
とにかくパンをやめること。まずはこれだけです。
わたしはこれを始め、3日目くらいから変化を感じることができました。くわしくは後述します。
体調不良の原因はパンかもしれない
あなたの体調不良が実はパンから来ているかもしれない、と言われてもまさかそんな、と思いますよね。
わたしも同じように思っていました。パン大好きでしたし。
でもこの本を読んでその間違いに気づきました。
ブックオフでたまたま目にしました。
でもほかならぬパンのことだったので買って読んでみたのです。
そうしたらまさに目からうろこでした。
パンをやめて下痢痛が生じなくなる?
特に驚いたのは、自分と同じ50代の人の例です。部分的に抜粋します。
ある50代の男性は、毎朝、通勤電車に乗るたび、下痢に悩まされていました。医師からは「過敏性腸症候群」と診断されたそうです。
でも、ストレスが原因といわれても、どう改善をはかっていけばよいのかわからない。
「自分もグルテン不耐症かもしれない」
本を読み、そう感じた彼は、その日から小麦粉食品をいっさいとらなくなりました。
すると、驚くべきことが起こりました。
わずか2~3日で、下痢痛が生じなくなったのです。
ほんまかいな、と最初は思いました。
わたしの場合は朝、電車の中ではなく(過去はそういうときもありましたが)、食後に腹痛に襲われるパターンが多いです。
その原因がパンから来ているなんてことある?と最初は思いました。
小麦が体調不良を引き起こしている
でも本にはパンが体調不良を引き起こす理由が書かれていました。簡単に紹介します。
- 小麦に含まれるグルテンは体の各所で炎症を引き起こす性質を持っている
- 粘着性のグルテンが腸の表面に付着することで消化吸収がさまたげられる
- 消化されずに存在するグルテンに免疫システムが攻撃をしかけることで粘膜に炎症が生じ、腸の表面に穴が開く
読解力ないので違っていたらゴメンナサイ。くわしくは本を読んでみてください。
とにかく、「パンに含まれるグルテンは体の中で悪さをする」ということだったのです。
グルテンには依存症がある
もうひとつ知っておかなければならないのはグルテンの依存症です。
細かい説明の部分は飛ばしますが、
グルテンをとると気分が高揚し、多幸感が生じるというのです。こうしてグルテンの中毒症状が起こります。
たしかにパンってあればあるだけ食べてしまいますよね?総菜パンでお腹いっぱいなのに菓子パンまで食べてしまったり。
これも依存症になっていたからなんですね。
ジョコビッチもグルテンフリー
グルテンを摂取しないことをグルテンフリーといい、国外国内で広がっているそうです。
スポーツ界ではWBA世界フライ級王者・井岡一翔選手の実践が知られています。井岡選手はジョコビッチ選手に感化されてグルテンフリーを始めたそうです。
現在は「元」世界チャンプの井岡選手がやっていたなんて驚きです。ジョコビッチ選手は著書まで出しています。
小麦を口にしただけで体調を崩す体質を「グルテン不耐症」といいます。
ジョコビッチ選手もグルテン不耐症だったのですが、それとわかる前はパンやピザ、パスタを食べ続けていたそうです。
が、ある栄養学者が、ジョコビッチ選手のパフォーマンスが安定しない理由はグルテン不耐症にあると見つけてくれたのです。
ジョコビッチ選手は、グルテンをいっさい抜くことで、体重が5キロも減りました。
グルテンフリーをはじめてからわずか18か月後、ジョコビッチ選手は世界ランキング1位に上りつめます。
~「長生きしたけりゃパンは食べるな」より引用
グルテン不耐症は珍しくないそうです。多くの人が持っている可能性がある。
ジョコビッチ選手ほど高レベルなものは求めていないにしても、グルテンを抜くことで大きな変化が訪れるならやってみる価値がありますよね。
パンをやめるなんてできない・・・?
ただ、そうはいってもパンをやめるというのはつらい選択ですよね?パン好きな人って多いし。
とくにパンは大好きでした。朝食はいつもトーストとクロワッサン。仕事の合間に「疲れたなあ」とかんじると、カバンにひそませたコンビニの菓子パンを頬張っていました。
~「長生きしたけりゃパンは食べるな」より引用
わたしもそうでした。もともとコーヒーが好きで、コーヒーを美味しく飲むためにパンを食べるみたいなところがありましたからね。パン不可欠。
だからパンなしの生活なんて考えられない!って思ってました。
パンをやめて改善するなら?
「大好きなパンを食べられないなんて、人生の楽しみが減る!」と嘆く人もいるでしょう。
でも・・・と続きます。
「あなたがふだん感じているモヤモヤとした体調不良や病気が、パンをやめるだけで消えるとしたら、どうですか?」
あのつらい下痢から解放されるかもしれない、解放されないまでも回数が減るかもしれない・・・
もしその可能性があるとしたら・・・やってみる価値はありますよね?
パンをやめてみた効果
ではわたしが実際にパンをやめてみてどうだったかを紹介します。
- 便秘が改善(お通じがよくなる)
- 下痢になりにくくなる
- 食欲の増進
盛ってない?と思われそうですが本当です。これらの変化が始めてから3日目くらいで感じられました。
早い人で3日、多くの人は14日のプログラムを実践することで、体と心が一変すると報告してくれています。
~「長生きしたけりゃパンは食べるな」より引用
もちろん最初から大きな変化が出たわけではなく、3日目くらいは、あれ、そうかな?というくらいで、これがだんだんと続いていく感じです。
では順番にもう少しくわしく説明します。
便秘が改善
もともとオリゴ糖を毎日飲んでいたので、以前よりは便秘もいくらかよくはなっていたのですが、それでもパンをやめてからさらに状態がよくなりました。
- 出る回数がふえた
- 出る量がふえた
なので回数だけでなく、量もふえました(オリゴ糖も続けています)。
下痢になりにくくなる
下痢にもなりにくくなりました。これを書いている今はパンをやめて16日目で、この間に起きた下痢症状は1回です。
なんだ、やっぱりなるんじゃん、と思われそうですが、この回数自体わたしからしたら大幅改善です。
いつもならどんどん痛くなってトイレに行くはずが、意外にもそのまま収まってしまったのです。
食欲がでてくる
パンをやめて3食すべてご飯にしたら(たまにラーメンは食べてます)、なんだか逆に食欲がでてきました。
お腹のほうも問題なしです。それでいてお昼にはお腹がすいてくるという。
というわけで、少なからず効果を感じられています。
まずは2週間やってみる【パン断ち】
この本が提唱しているのはこれです。
とりあえず2週間やってみる
2週間ならなんとかできそうな気がしませんか?とりあえず2週間、パンをやめてみる。それくらいならできそうじゃないですか。
グルテンの禁断症状
禁煙と同じで人によっては禁断症状のようなものが出てくるそうです。パンを無性に食べたくなってしまうという。
でもここが我慢のしどころです。
「パンを食べたい」という禁断症状があるうちは、小麦粉食品を口にしないようがんばってみてください。脳が依存症から脱すれば、小麦粉食品への興味は失われ、「食べたい」と思わなくなります。
わたしはパンをやめただけでパスタやラーメンはたまに食べていたし、カレーやハンバーグも同様だったので、そこまで禁断症状に苦しむことはなかったのですが、人によっては出てくるんでしょうね。
ちょっとしんどそう。でもここを抜けるとパンを食べたとき、
「なんでこんなものをおいしいと感じていたのだろう」
と思うそうです。
無理しないグルテンフリー
ただ、小麦粉食品(グルテン食品)はびっくりするくらいたくさんあります。
- 肉料理(ハンバーグ、ハム、ソーセージ)
- 魚肉練り製品(かまぼこ、ちくわ、カニカマ)
- 揚げ物
- ケーキ、クッキー、ドーナツ、スナック菓子
- ビール、麦焼酎
~「長生きしたけりゃパンは食べるな」より抜粋
これはほんの一例です。正直、これをすべて食べないなんて不可能。
なのでとりあえずわたしは「パンをやめる」に限定しました。
でも、この方法だって効果を感じることができたのです。
便秘と下痢の苦しみから解放されるために
最後にこれは個人的な感想であることを断っておいた上で言いますが、
パンをやめることはかなり効果があるように感じます。
便秘も今のところおおむね快腸ですw(出ない日もあります)
このやり方を実践することでいい方向へ向かう人はきっといるはずです。何割かの人は効果を感じられると思います。
あなたがその何割かの人になる可能性ももちろんあります。そうなってほしいですね。
試してみる価値はあるのでぜひ読んでみてください。そして過敏性腸症候群の症状が少しでもよくなることを願っています。