便秘の改善には歩くことがいい、を異動で実感したときの話

便秘

 

便秘って本当にいやですよね。

 

私もここ数年、便秘に悩まされてきました。

 

元からそうだったわけではありません。30代までは「快便派」でした。便意を催してトイレに行って、座ったら出る、それが当たり前だと思っていました。

 

が、40歳になった頃からだったでしょうか。腸の活動が鈍ってきたのか、それまでになかった症状が現れるようになったのです。

 

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目次

便秘にいたるまでの症状

 

まず、食後に――特に少し食べすぎたかなという時に――息がゼロゼロし、喘息のような状態が出るようになりました。ただ長く続くというわけではなく、しばらくせき込んでいる間に治りました。

 

次にお腹を壊すようになりました。たいてい夕食後ですが、時には仕事中にも起こりました。営業車でコンビニのトイレに駆け込んだことも何度かあります。

 

その後、お酒を飲んで食べ過ぎた時に最大級の腹痛に襲われるようになりました。この時はトイレに10回近くこもります。

 

そして気がつくと朝の便が出なくなっていたのです。どんなにいきんでも鹿のフン1個程度。それすら出ないこともありました。

 

すると次第にお腹が膨張してきます。でも食欲はあるから食べます。お腹の容量は300%くらいになっていきます。

 

そして3日後か4日後くらいにものすごい腹痛に襲われるのです。

 

以降はこのくり返しになりました。

 

便秘 → 下痢 → 便秘 → 下痢 → 便秘 …

 

具体的な便秘症状

 

個人的な話ですが、私は5年くらい前から日記をつけています。「3年ダイアリー」といって、書き続けていくと、去年や一昨年の同じ月の同じ日、自分が何をしていたかが分かるようになっています。

 

実は便秘のこともつけていました。その内容を一部抜粋してご紹介します。文中ややバッチイ表現が出てきますが、あえて加筆訂正なしで書きますのでご了承ください。

 

2011.8.10  「夜、激腹いた ゼーゼー ゲロとゲリ」

2011.11.23  「きのう晩メシのカレーの後に食パンを半きれ食べたらものスゴイ腹痛に…ちょっと動けない痛さだった」

2012.4.26  「今朝、シカのフンほど出たが実質4日間ウンチが出ない。腹が立つ。いいかげんに出ろ!出て!出て!」

2012.6.5   「もう丸3日間ウンチ出ず。きざしすらない。いいかげんにしろ!」

2012.6.12   「便が出なくて腹はカチカチ

2012.6.17   「そういえば昼メシのあと、はげしくゲリをした。今もなんだか腹が痛い。どーなってんだ。イテテテテ…。」

2012.9.14   「お昼は平気だったが夜にやっぱりゲリをした」

2013.1.7   「少しでも便が出ればと思ったが、全く出る気配なし。下腹部はいまだゴリゴリしている」

2013.6.14   「夜、事ム所で腹痛に」

2014.10.24   「便が出ねー。きのうも今日も。フザけんな」

2014.11.2   「いいかげん、出てくれよ、便。クソ!」

 

・・・最後はシャレにもなりませんね。こんなものを読んでいただいた皆さんにはあらためておわび申し上げます。

 

とにかく、このような状態で日々、便秘(と下痢)に苦しんでいたのです。

 

当時行っていた便秘対策

 

私とて手をこまねいていたわけではありません。考えられるあらゆる方法を試していました。

 

  • 朝、起きたらコップ1杯の水を飲む。
  • 野菜を多く取る。
  • ヨーグルト、バナナ、納豆、ひじきを食べる
  • 腹筋運動(3日に1回くらい)~年をとるとお腹の筋肉が弱り便が出にくくなると聞いたので
  • ジョギング

 

でも出なかった。

 

どんなに手を打とうと、便秘 → 下痢 →  便秘 → 下痢 → 便秘… のサイクルは規則正しく繰り返されました。

 

もうこれはダメだと思いました。通常の食事や運動だけではもはや便は出ない。

 

かと言って便秘薬は飲みたくない。

 

となると、残された手段は「便秘サプリ」しかないのかと思いました。

 

それからインターネットで便秘サプリを調べ始めました。お茶タイプのもの、オリゴ糖タイプのもの、顆粒タイプのもの、カプセルタイプのもの。あまりに多すぎてどれがいいのか分かりません。あれこれ見ては決めきれずに結局画面を閉じる日々。

 

そんなことをして過ごしているうちに仕事の方で転機が訪れたのです。

 

そして結果的には、そのことが僕の便秘に大きな影響を及ぼすことになったのです。

 

環境の変化で便秘が改善

 

私は小売り系の会社に勤めています。入社以来25年に渡り営業部にいたのですが、2016年の春、店頭部門に異動になりました。

 

これで生活は激変。どのように変わったのかというと…

 

営業部門

  • 車での営業 → 運転で座っている時間が長い
  • 外回りに出る前、戻ってからはデスクワーク → 机の前で座っている時間が長い
  • コンビニでトイレ休憩 → 菓子パン等の間食が多い

 

店頭部門

  • 接客業 → 昼の休憩以外、ずっと立ちっぱなし
  • 接客で歩き回る、在庫を取りにストック場へ行く → 歩行距離が増える
  • トイレは店内にある → コンビニ等に行くことがなくなり、間食が減る

 

なんといっても一番大きな変化は「立ちっぱなし」の生活になったことです。

 

立ち仕事をによって便通が改善

 

あれはいつ頃のことだったでしょう。ふと、気がつくと

 

出ている

 

のです。

 

それも鹿のフンのような便ではありません。過去の快便派時代を彷彿とさせるようなしっかりとした便です。それがほぼ毎日、出てくれるようになっていたのです。

 

驚きました。

 

そしてとてもヨロコビました。

 

便が出るっていうのは、なんてスバラシイことだろう。

 

身も心も軽くなるのを感じました。ありがとう!と叫びたい気持ちでした。

 

そして、今まであんなに、何をやっても出なかった便が(出る時は下痢の決壊の時だけ)こんなに出るようになったのはなぜだろうと考えました。

 

思い当たることは1つしかありません(2つかな)。

 

それは、

 

立ち続けていること

 

歩き続けていること

 

先にも書いたように、以前は1日の大半を「座って」過ごしていました。それによって腰が痛くなったり、痔になったりという経験もしました。それ以外にもおそらく、同じ体勢のまま何時間も過ごすことによって、腸が不自然な形になり活動が弱まってしまっていたのだろうと思います。

 

それが1日中立ちっぱなしという環境に置かれることによって、身体の中で縮こまっていた腸が縦に広がるようになり、また常に歩いていることで、腸自体の活動が活発になったというのが原因だろうと思いました。

 

そんなことでまさか、と思われるかもしれませんが、これはほぼ間違いないと思います。それしか考えられません。

 

歩くことは便通にいい

 

しばらくしてから、そのことを裏づける本を見つけました。

 

 

私は靴に関わる仕事に就いているのですが、最近、中高年層の売上が右肩下がりになっており、その世代の方に何か訴えかけられることはないかと探していた折、たまたま新聞広告でこの本を見つけたのです。

 

ですから最初から便秘解消法を求めて購入したわけではありません。でも驚いたことに載っていたのです。
その見出しと本文の抜粋を一部ここにご紹介します。

「逆流性食道炎も便秘も一挙に改善、腸内フローラが脳を変える」

~確かに「何を食べるか」はとても大事。とはいえ、食事だけで解決するには限界があります。やっぱり歩かないとダメなのです。

~やはり歩ける人は、歩いてこそ、自律神経が活性化されて、胃腸のぜん動運動が自然に活発化するのです。便秘薬はお腹が張ってつらいとき、一時しのぎに使うのはいいでしょう。でもよく歩けば薬は要らなくなります。歩けば腸が動く。ごくごく単純で簡単なことなのです。

 

これを読んで僕はこの人が言っていることが正しいことを肌身をもって実感しました。なぜ自分の便秘が改善したのかがよく分かりました。

 

便秘には歩くことが大切だったのです。

 

改善であって解消ではない

 

ただ、このように書くと、いかにも「私はこれで便秘を解消しました!」みたいな内容に聞こえるかもしれませんが、完全に治ったというわけではありません

 

今でも2日くらい出なくなることはありますし、下痢もいまだにあります。特に食べ過ぎには細心の注意を払いますが、うまくいかないこともあります。

 

だからこの「歩く」という方法も100%ではないのです。どんなものでもそうですが、万人に効果がある方法はありません。

 

もうひとつ疑問があります。それは、

 

散歩・ウォーキング等で長い時間歩いた場合でも便秘に効果があるのだろうか?

 

というのは、私の場合は、仕事で1日中立ち歩いているのであってウォーキングではないからです。

 

仮に3時間かけて10,000歩歩いた時に同じような効果が現れるのかどうかは分からないということです。

 

かといって、普通の仕事をしている人が、あるいは家事中心の生活をしている人が、1日中立ち続ける環境に身を置けるかというと無理があります。学校に通っている人もそうでしょう。

 

私は仕事ですから否応なく立ち歩いていますが、そうでない人が1日中立って過ごすのは実際は不可能といえます。

 

まずは歩く距離をふやしてみよう

 

以上のことにより、『ウォーキングでも便秘に効果があるのか?』ということについては、私の経験からは言い切ることができません。でも少しでも「改善する可能性」があるのなら、やってみる価値はあると思います。

 

いきなり長い時間は無理でしょうから、まずは短い距離から少しずつ始めたらいかがでしょうか。その際、歩数計で具体的な数字を把握しながら歩くのが継続のための手助けにもなります。

 

便秘対策以外にも歩くことがいいというのは先の本にも紹介されています。認知症予防にもなるらしいですから、ぜひ歩くことを意識して生活してみてください。

 

 

あと、便秘の人は知らないうちに口臭を発している場合もあります。お悩みの方はこちらも読んでみてください。
→「口臭をなんとかしたいあなたに。サプリで予防なら『臭ピタッ』がいいよ

 

 

 

 

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