
もう読んだという人も多いのではないでしょうか?
私も遅ればせながら読んでみました。
1ヵ月体験中のKindle Unlimited(読み放題プラン)のリストにあがっていたので飛びついたわけですが。
結果から言うと、無料で読んでしまったのが申し訳ないくらい、ブログの継続に対してのモチベーションを上げてもらうことができました。
目次
『ブログで成功するための9の鉄則』
自分が無料で読んでおいてなんですが――でもkindleはちゃんと買っていますからね!――『9の鉄則』を書いてしまうのはさすがにエチケット違反でしょうからここでは私が読んで印象に残った箇所を3つ、ハードル競技に例えながら紹介していくことにします。
- かろうじて飛び越えた1つ目のハードル
- 目の前に近づきつつある2つ目のハードル
- まだ遠い先にある3つ目のハードル
どういうことか、本の内容に沿ってお伝えしていきましょう。
Googleはあなたのブログを審査している
これが1つ目のハードルです。
私はこれをなんとか跳び越えることができました。跳び越えることができたと思っています。
どういうことか、本書のヨスさんの言葉から引用します。
なぜなら最初の3ヶ月~半年ほどはほとんどアクセスがないからです。
この期間は、Googleがあなたのブログを「検索順位で上位に持ってくる価値があるか?」を審査している期間で、誰にも訪れる苦しい時期です。
宇宙の真ん中で出店しているのが最初の1ヵ月。それが、2か月目には太平洋の真ん中になり、砂漠の真ん中になり、町中での出店になり、ショッピングモールでの出店になる…人の目につくことが多くなるにつれ、アクセスが増えるというイメージです。
正直、私は半年くらいまで宇宙の真ん中で出店しているような状態が続きました。
あの頃は本当につらかった。毎日が真っ暗闇のように感じました。
本当に冗談ではなく、ろうそくでもいいから灯りがほしい。小さな点でもいいから光がほしいと本気で思っていました。
あのときこの本と出会っていればあんなに苦しむこともなかったでしょうに。
だってヨスさんのような人が、それは誰もが通る道だと書いてくれているのですから。
こんなに勇気づけられることはないでしょう。
それから数か月、私もようやく宇宙の真ん中から、太平洋の真ん中くらいまでには進むことができました。
イルカの群れがときどき立ち寄ってくれるような状態です。
具体的な数字で言うと、1日のアクセスが100を超えてくれるようになりました。
1ヵ月何万PVという人からすればゴマのような数字でしょうが、私にしてみれば目覚ましい進歩です。
無論、これは自分一人の力ではなく、半年を過ぎた頃に参加したコミュニティの力によるところが大きいです。
コミュニティに参加していなければ今の自分はなかったといっても過言ではありません。
関連記事:「ブログのサロン、コミュニティに入ると効果があるの?その疑問にズバッと答えます」
夜明けのない夜はないのと同じです。最初は記事を書くことに慣れながら、とにかく続けましょう。あきらめなければきっと未来がありますので!
人様の力を借りながらも、なんとか苦しい時期――Googleの審査期間――を乗りこえることができました。ポツポツといくつかの記事が検索上位に挙がってくるようになり、今は小さいながらも光が見えています。
そういう意味でこれは私にとって、「かろうじて跳び越えた1つ目のハードル」だったわけです。
半年間宇宙にいた私が跳び越えられたのですから、間違いなく誰でも跳び越えられます。
すべてのページがブログへの入り口
これが「目の前に近づきつつある2つ目のハードル」です。
これはそんなに大それたハードルではありません。やればできるはずのことです。作業といってもいい。
ヨスさんの言葉をお借りしましょう。
記事は書いてから2~3ヶ月経たないと適切な検索順位にならないので!
2~3か月後、検索で上位に上がってきた記事をリライトし、ユーザーにとって読みやすく直すというのは良いですね。
アクセスのない記事に20時間かけるのはもったいないですからね!それだったら確実にアクセスのある記事に時間を使ったほうが効率的です!
やっている人は普通にやっていることですよね。
でも私はやっていなかった。
アクセスがそれなりにあるにもかかわらず内容が古いままになっている記事がいくつかありました。明らかに賞味期限切れの記事です。
そのことを知りながら、新しい記事を更新することばかりに気を取られリライトがおろそかになっていたのです。
おそらく訪れてくれた多くの人が中味を見るなり離脱してしまったことでしょう。
アナリティクスの「平均ページ滞在時間」が0秒の記事がいくつもあることからも分かります。
申し訳ないことです。
と同時にもったいない!!
私は書くのが遅いので1つの記事に5時間かかることもあります。それを4つ書けば20時間。
もしその記事に思ったようなアクセスが集まらなければ…!
アクセスのない記事に20時間かけるのはもったいないですからね!
まさにヨスさんが言っている通りのことになるのです。
古い記事を手直しする作業はともすると後回しになりがちです。
でもそれは間違っている。
せっかくアクセスがある記事をなぜ放置している!?
同じ手間ひまかけるならまずそこから手をつけなさい!!
確実にアクセスのある記事に時間を使ったほうが効率的です!
ということをヨスさんは教えてくれたのです。
なのでこれからは新しい記事を更新しながらもそのような記事のリライトを行っていきます。
これが私が向かっている2つ目のハードルです。
記事の更新に要する時間は?
少し余談。
今、記事を更新するのにかかる時間のことに触れました。
とにかく私は時間がかかる。もう少し速く書ければいいのになと思っていました。
でもこれを読んでそんなに気にすることもないかと。
自分の意見を書くようなものは1時間くらいでサクッとできますが、何かを体系的にまとめたり解説するような記事には5~20時間くらいかかります。1記事にです。
記事のレベルが違うので同列にしては申し訳ないですが、それでもヨスさんのような人でさえ、20時間もかけることがあるのです。
であれば私のような青二才が10時間かかったって不思議はなし。
時間をかけた記事はやっぱり検索に強くなりますね。
あと、いつもいつも気合の入った記事を書ければいいですが、そうもできないときもありますよね?そんな悩みにもサラッと答えてくれます。
1週間に1本、検索で読まれるような魂のこもった記事を、他の日には時間をかけずに書けるものを
こう考えるとより気楽に記事を書けます。
とにかく楽しんで更新しましょう!
購買意欲の高いユーザーは最後の後押しがほしい
そしてこれが3つ目のハードル。
これは高い――難易度の高いハードルです。
本書の最後のほう、アフィリエイトに関する部分。
購買意欲の高いユーザーは「最後の後押し」がほしいだけなので、購買意欲の高い人を狙ったキーワードで上位を取れれば簡単に買ってもらえるのでしょうね。
調べるキーワードが単一じゃなく、複合キーワードの方が買う気満々ということでもあります。
これを読んで私は目から少しウロコが落ちたような気がしました。
たしかにこれまでも記事を書くとき、タイトルをつけるときにキーワードを考えてきました。考えてきたつもりでした。
ではどうしてキーワードを考えるのか?
言うまでもありません。
ブログを、記事を読んでほしい。
少しでも多くの人に訪れてほしい。
というのがひとつです。
当然ですよね?
でも、そのもっと先。
読んでもらってその後どうしてほしいのか?
という視点が抜けていたことにこの一節を読んで気づきました。
キーワードを探すこと自体が目的になって、何のためにキーワードを探すのかが見えていなかったのです。
これはブログです。アフィリエイトサイトではありません。
とか言いつつも、ぶっちゃけアフィリエイトも成功したいという思いはあります。確固としてある。
であるならば、考えるべきことの1つはキーワード。
それも「購買意欲の高いキーワード」なのです。
そのことにやっと気づいた。
それを教えてくれたのがヨスさんの、この何気ない一節だったのです。
これには相応の技術や経験が必要でしょうから一朝一夕にできることではありません。
でもやみくもに走るのではなく、明確な目的を持って走る。
ただ記事を書くのではなく、しっかりと狙いを定めて書く。
その大切さが分かりました。
そのことを意識しつつ記事を更新していきます。
これが「まだ遠い先にある3つ目のハードル」です。遠いですが必ず跳び越えるつもりです。
ヨスさんに感謝!
というわけで、『ブログで成功するための9の鉄則』の中から、私のブログの進み度合いに沿った見方で、印象に残った箇所を紹介しました。
この3つは『9の鉄則』とは微妙に違う、少しズレた視点から選んだものです。
本筋に切りこめばもっといいことがたくさん書いてあるのですが、それはぜひご自身で手に取って読んでみてください。
『自分のブランド確立を目指すか、スキル研鑽を目指すか』なんていう興味深いテーマも書かれていますよ。
最後にひとつ、ひょっとしたら今、私と同じように太平洋の真ん中で出店していると感じている人へヨスさんからのひと言。
ブログは「あきらめない」に尽きる。
ブログ継続のモチベーションが下がっている、アクセスが少なくて心が折れそう…という方はぜひ読んでみてください。きっと大きなきっかけになりますよ!
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