なかなか毎日の暮らしが大変な潔癖症。
普通の人よりやらなくてはいけないことが多いですから。
今日はそんな潔癖症のメンバーにとって必要不可欠なモノをあらためて書き出してみます。
目次
潔癖症がうれしいと感じる3つのもの
おかげさまで最近増えてきたのがこちら。
1.自動水栓
これは断トツです。ホントにありがたい。逆にこれなしでは生活できないと思うほど。
手を差し出すと水が出てくる。それどころか石鹸も出てくる。
潔癖症にとってこんなにウレシイ設備はありません。何といっても手で触る必要がないですから。
今ではほとんどのところがこの自動水栓になっています。ひねるタイプの蛇口を見つける方が難しい。
昔は大変でした。
どう大変なのかというと、
例えば公衆トイレ。
用を足した後、手を洗います。当然ですね。
手を洗うために蛇口をひねって水を出します。ジャーッと水が出てきます。
そこで手を濡らし、隣の緑色の石鹸水でゴシゴシ洗います。
洗い終えたら、石けん分を水で流します。ここまではフツーの人と同じですね。
問題はこの後。
手をすすいだら最後に蛇口を締めなければなりません。でないと水が出っぱなしになります。
ここが問題。
これこそが潔癖症である所以、手を洗った後に蛇口を触りたくないのです。
最初に水を出す時は、これから石鹸で手を洗うのだから、そんなことは気にならないし、なったとしてもこれから洗うのだから問題ありません。
が、洗い終わったときはそうはいかない。
せっかく洗い終わったのに、そこからまた蛇口を触らなければならないのです。
それがダメ。
だってこんな公衆トイレの蛇口なんて、誰がどういう手で触っているか分からないじゃないですか。
ひょっとしたらウ〇チがついてる手で触っている人だっているかしれないんですよ?
そんなところを、手を洗った後に触りたくありません。
でも水は止めなければならない。
やむなく蛇口を握ります。
それもできるだけ指の先っちょで、面で触れないように点で蛇口を挟んで閉めるのです。
そうしてやっと水を止めることができたものの、なんとなく指先がバッチくなった気がする。
そう思ったときはまた手を洗います。
この時、蛇口にも泡をつけ洗ってやることがあります。その後、両手で水をすくいかけてやります。
これで蛇口もキレイになりました。いったい私は何やってんでしょうか。
そういうわけで今は助かります。
自動水栓のおかげで余計なことをする必要がなくなりました。本当に感謝です。
2.回転すし屋のアレ
潔癖症からしたら、これは世紀の大発明です。ホントにこれサイコー。
私の家と回転ずしは切っても切れません。外食といえばかなりの確率で回転ずしのことを言います。
いまや回転ずしのお店も増えました。
最初のころは『かっぱ寿司』しかなかったものが、『くら寿司』ができ、『スシロー』ができ、『はま寿司』ができ、回転すしの選択肢はふえました。
もちろん、どこでもいいわけではなく、その時その時でウチの中でも流行のようなものがありました。
まず最初に『かっぱ寿司』が没落。その頃はお世辞にもうまいとは言えませんでした。
その後、わが家の主流は一時『くら寿司』になったのですが、これもやがて没落。特に何が悪いというわけではなかったのですが、ネタがイマイチだった気がします。
そこで急激に伸びてきたのが『スシロー』です。私はここで人生初のアボガドを使った寿司を食べました。鮮烈な味でした。ほかの寿司も、前の2店に比べると味もよかった。『スシロー時代』の幕開けです。
その後、後発ですが『はま寿司』も上がってきました。その名の通り、横浜を中心に出店しているお店です。なんといっても値段が安かった。
そんなわけでわが家では、『スシロー』6:『はま寿司』4の割合で回転すしを食べていたのです。
でもある時から、『くら寿司』が猛然と追い上げてきました。
追い上げてきたどころか、今では『はま寿司』を蹴落とし、『スシロー』との2トップとなるまでになりました。『くら寿司』は一時の没落を乗り越え、華麗なるV字回復を見せたのです(もちろん、ウチの流行の話ですよ)。
その理由は何だったのか?
もうお分かりですよね?
『鮮度くん』です。
初めて見た時、すごい衝撃を受けました。
こんなことができるのか!
人間は、いや、人類はこんなものをつくることができるのか!
回転すしに行くと、寿司のほうに乗りだす子供がいたり、寿司に向かって大声で話をしている人がいたり、あるいは咳をしながら食べている人がいたりする様子を見て、なんかイヤだなァと思っていました。唾液がそのままかかってしまいそうな光景を見ながら、カバーでもあればいいのにと思ったこともありました。わたしが思ったのは透明なカプセルになった通路を通る寿司でした。未来の道路みたいなやつですね。
まさか、回転すしの皿ひとつひとつにカバーをかけるなんて、どう考えてもできるわけがないと思っていました。だってあの数ですよ?いったいいくつあるんでしょう?カバーをかける手間とか経費とかを考えたら、絶対にそんなことはやろうなんて思わないでしょう。
でも『くら寿司』はそれをやってのけたのです。
本当にスゴイとしか言いようがありません。初めて見た時の驚き。ワンダフル!と叫びたいほどのスバラシイ光景でした。そういうわけで『くら寿司』に行くと、安心して寿司を食べられます。寿司が透明なケースに守られ、誰にも唾をかけられず、手で触られず、そのままの状態でわがテーブルにやって来てくれることがウレシくてなりません。
今はっきりと言いましょう。
『くら寿司』は潔癖症の味方です!!
『くら寿司』万歳!!
ありがとう『くら寿司』!!
3.コンビニでくれる小さなおしぼり
前の2つに比べると、これは一見何気ないサービスですが、私にとっては実にありがたいものです。たいていはおにぎりとかサンドイッチとか、何か手でつかんで食べるものを買ったときにつけてくれます。もっとも最近はそういうお店も減ってきたような気がしますが。
以前、営業をしていた頃は、「コンビニで食べ物を買う」イコール「外で食べる」だったので、このおしぼりはとても役に立ちました。念入りに、指先から手の隅々までふき取ります。当時は営業車に乗っていましたから、人目を気にする必要もありません。
ドーナツ1つを買っただけでもおしぼりをつけてくれる店もあって、そういう店には足しげく通っていました。営業なんだからコンビニじゃなくてお客様のところへ通えって言われそうですね。
でもそれは何気ない気配りがお客様の心へ届くということでもあるのです。何気ない気配りが潔癖症の心を打つのです。ある意味、潔癖症の客をつなぎとめるのは簡単なことです。とにかくトイレをキレイにして、あとは清潔なサービスを心がければいいのですから。
それで思い出しましたが、レジの隣にある、唐揚げとかフランクフルトとかを頼んだ時、スタッフの人がちゃんと手を消毒してから商品を取り出すお店は実に安心感があります。ああ、この店はちゃんと教育が行き届いているナと思います。多少離れていてもその店に行きます。それだけで潔癖症顧客をつくることができるのです。
おしまいに
潔癖症の人が――というか単にわたしが――嬉しいと感じるモノ・コトはまだまだ他にもあります。そしてそれ以上にウレシクナイこともたくさんあります。次回はそちらについてもブーたれたいと思っていますので、ヒマな人はぜひまたお付きあいくださいませ。
コメントを残す