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やる気がおきない!という主婦・主夫の方へ
読みだすとすぐに『キッパリ!』というタイトルの由来が分かります。
「やるべきことがたくさんあるのにやる気が起きない」
「このままダラダラしていたい」
…ありますよね、そういうとき。
特に主婦・主夫業をやられている方はそう感じるときが多いのではないでしょうか?
家事には終わりがありません。やってもやっても終わらない。やったところで会社での仕事と違って評価されるわけでもない。
強制力があるわけではないですからやる気が起きず、なかなか手がつかないということもありますよね。
そんな時はだまされたと思ってこの本を開いてみてください。
最初のページをめくるといきなりその答えが出てきます。それも、
え?と思うような答えです。
そんなこと?と驚くことうけあいです。
文字にしてわずか7文字。
全然難しいことではありません。
そしてここからの数ページで『キッパリ!』へとつながっていきます。
ハハ、そんなことでやる気が出るワケないじゃん!
と思います。つい苦笑がもれます。
そんなわたしの心理を読んだかのように次のページにはこう書かれています。
『そんなにカンタンに抜けられないと思うでしょ?
ホントだよ。ウソだと思うなら、やってみてください。』
そこまで言うならばと、ある時これを試してみました。すると、
ん?
んん?
…言われてみれば少し気分が変わったような…?
確かにちょっとこれ不思議。
あるいは気のせいだったのかもしれません。でもそれでもいいんじゃないかと思います。要は行動につながるきっかけになればいいんですから。
大丈夫、今からすぐに始められます
冒頭に書かれているように、この本は著者の上大岡トメさんが女性サイトに連載していたコラムから60個を選んだものです。
基本的に女性向けに書かれていますから、中には女性しかできないであろう項目もあります(『いつもより2センチ高いヒールの靴を履く』とか)。
でもほとんどは誰でもできるものです。本当に簡単。それでいて確かに効果があるように感じられます。これを女性だけのものにしておくのはもったいない!
60個それぞれの内容もさることながら、やはり私が一番印象に残ったのは上述の『キッパリ!』の部分です。子供だましのようなことですが、これを知るだけでも価値があると思います。
上大岡トメさんのことは当時、名前や描かれるイラストのことは知っていましたが、著書を読むのは初めてでした。あとがきを読んでいて驚いたのは、30代半ばに取材で柔道の試合を観て(それも5分間)、突如、自分もやろう、どうせなら黒帯を取ろうと決断し、1年後に本当に取ってしまったらしいのです。なかなかできることではありません。もともと行動力はハンパない人なのでしょう。
そんなスゴイ人と同じところに到達できるかは分かりませんが、でもそんなスゴイ人が言うことでもありますし、何しろやること自体は簡単なことですから、すぐ生活に取り入れられます。
まとめ
この時を境に自分自身、仕事に対する取り組み方が変わりました。そして取り組み方が変わるとともに、成果も上向きになりました。私にとっては一つの転換期を与えてくれた本といえます。
最初に出版されたのは2004年ですからもうずいぶん古い本です。細かいところで若干、時代の流れを感じる箇所はありますが、基本的な部分は今でも全く問題ありません。この本をきっかけにたくさんの自己啓発本を読むようになりましたが、いまだに手元に残してあるのはこの本を含めわずか数冊に過ぎません。
ライトな感じの本なのでアラフィフのオジサンが勧めるのも恥ずかしいですが、でもこれ本当におススメです。
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