
本に助けを求めたいってことありませんか?
求めたいとまではいかなくても、結果的に本に救われたということは誰でも1回や2回はあるのではないでしょうか。
今回は約半世紀生きてきた僕がこれまでに読んだ本の中から、「この本のおかげで今がある!」「夢をかなえるための力になる!」と思える5冊を紹介します。
目次
ザ・シークレット/ロンダ・バーン
「引き寄せの法則」
「引き寄せの法則」というとなんだかスピリチュアルめいていて、なかには引いてしまう人もいるでしょう。でも僕はこれまで何度もこの本に助けられました。
こんな人におすすめ!
- 悲観的な人
- 心配性な人
- ため息やグチがクセになっている人
- うまくいかないのは生まれや境遇が悪かったと思っている人
「引き寄せの法則」とは――
人生であなたに起きている事は、すべてあなたが引き寄せています。あなたが思い、イメージすることが、あなたに引き寄せられてくるのです。それはあなたが考えている事です。なにごとであれ、あなたが考えていることが、あなたに引き寄せられてくるのです。
自分が考えていることが自分の人生に引き寄せられてくる。
今、考えていることがあなたの未来を作ります。あなたは自分の人生を時分の思考で創り上げているのです。そして、いつも思考しているということは、いつも創造しているということになります。あなたが、一番集中して考えること、または一番関心のあることが、あなたの人生で実現していくのです。
その考えはまさに目からウロコでした。
悩んでいる人へ
特に心配性、内向的、内省的な人に読んでもらいたいところはここです。
自分が不満に思っていることを考え始めたことはありませんか?そして、それらを考えれば考える程、ひどく思いつめてしまったことはありませんか?それは、ある事を持続的に考えていると、「引き寄せの法則」が作動し、似た思考がどんどん引き寄せられてくるからです。数分でそれに似た不幸な考えが次々と浮かんできます。そして、状況がさらに悪化していくように感じられてきます。それを考えれば考えるほど。心が乱れてしまうのです。
それまでの僕の生き方はまさにこれでした。とにかく悩みや不満をどんどん中にためこむタイプ。いつも次から次へと悲観的な、あるいは腹の立つ妄想がわいてきて止まらなくなっていました。頭も身体もカッカしてくる。しまいには本当に熱を出したことも。
でもこれを読んでそれはすべて自分が引き寄せていると分かった。
誰それのせいではなく、今自分がこんな状況に陥っているのも自分が引き寄せているから。
いやなことに考えを集中しているとますますそのいやなことが増殖してくる。
そうではなく、自分自身の思考から人生を好転させていくことができるんだよとこの本は教えてくれたのです。
「引き寄せの法則」は否定形は理解できない?
こんなことはありませんか?
電車で空いた席を他の人に取られたくない!
→取られてしまう
あの人に会いたくない!
→なぜか会ってしまう
今、このタイミングで仕事を言いつけられたくない!
→やっぱり言いつけられる
あなたが何か欲しいものに意識を持続的に集中させると、宇宙はその最大の力で、その欲しいものを呼び寄せます。残念なことに、否定形かどうかまで「引き寄せの法則」は判断できません。
だから「とられたくない!」と思っていると「とられること」が実現してしまうし、「会いたくない!」「言いつけられたくない!」と思っていると「会うこと」「言いつけられること」が実現してしまうのです。
これを信じる信じないは別として実際よくありますよね、こういうこと。
だからこういう場合は、「席に座れた!」「1人でいられた!」「スムーズに仕事できた!」「ありがとう!」と自分の目標、願いがかなえられたことを先に感謝してしまう、と後半に書かれています。
これだけ聞くと笑ってしまうようなことですが、究極的には夢や目標をかなえるためにはどういう行動をとればいいかということにまでつながっていきます。
ユダヤ人大富豪の教え/本田健
鉄板の本ですね。本田健氏といえばもはや知らない人もいないでしょう。
本田さんが20歳のときにアメリカに行って出会ったゲラー氏から教えられたことが物語形式で書かれています。
こんな人におすすめ!
- これから自分の力で始めたいことがある人
- ひとり立ちしたい人
- 幸せなお金持ちになりたい人
- 好きなことで生きていきたい人
幸せに成功するために、大好きなことをやる
幸せな金持ちになるための秘訣は、自分の大好きなことを仕事にすることだ。
好きなことを仕事にしないほうがいい、好きなことが仕事になるなんて甘いものじゃない、という意見もある中でゲラー氏は真反対のことを言います。
やっぱり好きなことをやるべきなんだ!と自信が湧いてきます。
「自分が好きなこと」は、もっと静かで、落ち着いたものなのだよ。周りの人間が評価してくれなくても、それをやるだけで楽しくてしょうがない、時間を忘れてしまう、そんなことだ。
好きなことの持つパワー
子どもにしてやれる最大の贈り物は、自分が好きなことをやって生活する姿を見せることだよ。自分の才能を自由に社会と分かち合い、豊かな人生を生きる姿は子どもにとって最高のプレゼントになるだろう。
これを読むたびにうるっとしてしまいます。まさにその通りですね。
感情が人生をコントロールしている
ともかく、「自分が何を感じているか、考えているのか」に意識を集中させなさい。そして、自分が何をやるのが好きなのかを探しなさい。
多くの人は自分が何を感じているか、考えているかがよく分かっていない。自分のことが分からないのだから外側ともしっかりしたコミュニケーションがとれない。だから一度、朝から晩まで、考えていることを紙に書いたほうがいいとゲラー氏は述べます。
コミュニケーションの下手な僕には突き刺さる言葉でした。
セルフイメージを高める
多くの人の最大の問題は、理想の状態をイメージしないことなんだ。君がやらなければならない最初のことは、自分の望む人生をイメージすることだ。
これはまさに「ザ・シークレット」に書かれていたことと同じです。自分の望む人生をイメージする。自分自身で引き寄せる。これ以外にも共通するところがいくつも出てきます。
現在に意識を集中させる
今、心から楽しめることを全身全霊でやりなさい。その生き方が君に、魂の喜びと経済的な豊かさを同時にもたらしてくれるだろう。
今、考えていることがあなたの未来を作る。成功している人が考えることは基本的に同じなんだと気づかされます。
人生を変える!「心のブレーキ」の外し方/石井裕之
「あなたには、実現したい目標とか、夢、こんなふうになれたらいいなあと憧れている何かがありますか?」
ありますよね?夢、目標。
誰しも夢や目標があるのに気がつくと日常に埋没してしまっているのはなぜなのか?
こんな人におすすめ!
- やるぞ!という気持ちが長続きしない人
- やる気が出ない理由を知りたい人
- 自信を持ちたい人
なぜ感謝の気持ちを形にする必要があるのか?
石井さんが昔、大企業に入社した初日に本部長から聴いた話が紹介されます。
「昨日までは学生だったから、ただ『ありがとう』と言葉で言えればそれで立派だった。でも、これからは、感謝の気持ちを形で表さなくてはならない」
当時の私には、正直なところ、この話はピンとこなかった。『感謝っていうのはモノじゃなくて気持が大切なんじゃないのか?社会人になったからといって、なんでモノにすることが必要なんだろう?』という疑問を抱いたし、そもそも入社1日目に取り立てて聞かされる意味があるほど重要な話だとは思えなかったのです。
僕がこの本を最初に読んだのは30代のときだったと思いますが、恥ずかしながら、30代の僕もこのときの石井さんと同じように感じました。なぜ形にする必要が?
その答えは本書を読んでもらうこととして、そこには夢や目標を実現することへの道筋があることが分かります。
私たちはつながっている
周りの人に気を配ることの大切さも書かれています。
物質的な身体を超えて、私たちはつながっているのです。
周りの人たちを豊かにしてあげることで、あなたも初めて豊かになれる。
夢や目標を追いかけているとともすれば自分のことばかり考えがちになりますがそうではないんだよと教えてくれます。
未来も変えられる
過去も、未来も、”今、この瞬間”のあなたによって変えられる。
もう説明はいりませんね。皆、びっくりするほど言っていることは同じなのです。
脳にいいことだけをやりなさい!/茂木健一郎
理科的な本のようですが元文系の僕でも読みやすかったです。
著者のマーシー・シャイモフは「ザ・シークレット」の中にも出てくる人の1人。それを茂木さんが訳した本です。
帯にはこう書かれています。
「驚きました!この本は『コペルニクス的転回』になるかもしれません」
こんな人におすすめ!
- 打開したい局面にある人
- プラス思考を身につけたい人
- 瞑想に興味がある人
- 空いた時間を使って脳のエクササイズをやってみたい人
どのように脳を使えばよりポジティブに考えられるかということが具体的な方法を交えて書かれています。
マーシー・シャイモフが書いているだけあって『ザ・シークレット』と似た内容のところもあり。
簡単なエクササイズがたくさん紹介されています。たとえばこんな感じ。
- 脳をホッとさせる4つの質問
- ありがとうの儀式
- 思い出しエクササイズ
- 生命エネルギーを高める脳に効く気功
- 自分の中の奥深い部分を癒す2分間
もちろん自分で取捨選択すればいいですが、僕のおすすめは『M・パワーマーチ』です。
くわしいことはこちらの記事に書いていますがこれは不思議に効きました。だまされたと思って一度やってみてください。まあ、信じるも信じないも自分次第、ですが。
キッパリ!たった5分間で自分を変える方法/上大岡トメ
最後はものすごくライトな本です。どちらかというと女性向き?
もともと著者の上大岡トメさんが雑誌に連載していたものをまとめたものです。
こんな人におすすめ!
- 気軽に自己啓発本を読みたい人
- 簡単なことから自分を変えていきたい人
- これまで難しい目標をたてて達成できなかった人
- コミュニケーション力を少しずつ上げていきたい人
誰でも簡単にできる60の方法
日常から使えるワザばかり。
重い自己啓発本はちょっと…という方にもおすすめです。
2ページ見開きで全部で60個。上大岡トメさんの4コママンガと簡単な解説という構成。笑いながら読めてしまいます。
ちょっと紹介。
- 口癖を変えてみる
- 迷ったときは、勇気がいる方を選ぶ
- 「遅い」「今さら」「どうせ」は禁句にする
- 気乗りしないお誘いはその場で断る
- 嬉しいこと、感動した気持ちはどんどんまわりの人に伝える
本当に簡単なことですがどれもけっこう大事なことばかり。それを大げさに見せないところがさすがです。
実は僕が自己啓発本を読むようになったのはこの本がきっかけでした。それまでは食わず嫌いでその手の本は読まなかったのですがこの「キッパリ!」を読んで考えが変わりました。
どの本も同じことが書いてある

具体的な内容こそ違いますがこの5冊は根底にはどれもほぼ同じことが書いてあります。やはり成功している人というのはある一つの考えのもとに行動していることが分かります。それなら迷うことも少なくて済む。
僕が永久保存版にしている本なので少々古い本もありますが、どれも自信を持っておすすめできます。悩んでいる時、問題につきあたった時、ぜひ読んでみてください。きっと答えが見つかるはずです。
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