第27回かすみがうらマラソン兼国際盲人マラソンが土浦市の川口運動公園陸上競技場を発着点とするコースで行われ、1万9594人(うちフルマラソン1万3103人)が参加しました。(賢)フルバージョンは→https://t.co/dS5zkXIKug pic.twitter.com/lMoidi1xLY
— 毎日新聞映像グループ (@eizo_desk) 2017年4月16日
2017年4月16日日曜日、茨城県土浦市の「かすみがうらマラソン」に参加してきました!
昨年に続いて人生2度目のフルマラソン。
ひと言でいうと、
とっても暑かった!
当日はなんと20度超え!
あまりの暑さにヘバりながらもなんとか完走できました。
きつかったですが、それでも終わってしまうと達成感と充足感があります。
今回は、初めてフルマラソンに出ようと思っている方、あるいは「かすみがうらマラソンって興味あるけどどんな大会?」と感じている方に、レース1週間前からレース当日、そしてレース後の様子をお伝えしたいと思います。
目次
約1週間前
こんなものが届くよ!
エントリーした人には大会のおよそ1週間前にこのようなものが届きます。
A4大の封筒です。中に入っているのはこちら。
一番大事なのはゼッケン(一部非表示)。
ゼッケンを見ると気分が一気に盛り上がってきますね!
この写真はレース後に撮ったものなので外されていますが、実際は右下のビニールの中に3センチ四方の計測チップがつけられています。これがあるので当日は受付の必要がありません。スタートラインに並べばいいだけです。
続いて「参加者の皆様へ」という冊子。ここに詳しい内容が書かれています。
あと、写真がないのですが、手荷物をまとめるためのビニール袋とそれに貼りつけるステッカーも入っています。これは当日、手荷物預り所で使用します。
ほかには参加できなくなった時のためのチップ返却の封筒、大会の会報誌とかですね。
数日前~レース前日
前日でも構わないのですが、ギリギリになって、あ、あれがない!となっても困るので余裕をもった準備を心がけましょう。
持ちもの
私の場合ですが、このようなものを準備しました。
キャップ
テーピング(乳首擦れ防止用)
日焼け止め
サングラス
アミノ酸サプリ(レース直前、レース中に)
万歩計(個人的に。別に必要ありません)
ウエストポーチ(スマホを入れておきます)
アームサポーター
ハンカチ
水
パン(10時スタートなのでその2,3時間前に食べておく)
ランニングシューズは履いていきます。帰りは行きよりも荷物がふえるので(後述)、ある程度余裕のあるバッグを持っていった方がいいでしょう。
レース前日はとにかく早く寝ること。これにつきます。
レース当日
さきほどの「参加者の皆様に」の冊子に電車の時刻表が載っています。私が選んだのはこの便。
上野7時3分発、土浦8時5分着の普通電車。
実を言うと今年はその下にある特急で行きたかったのですが、3日前にJRの「えきねっと」で予約しようとしたら前後合わせてすべて満席でした。皆さん、お早い。
というわけで、当日はこの電車に乗るために4時45分に起きました。いざ出発!
そうそう、言い忘れましたが天気は晴れ。去年のような雨にならずによかった♪
行き
上野東京ラインで上野駅に着いたのが6時47分。駅はランニングシューズを履いたランナーたちでいっぱいです。
常磐線のホームに降りると、7時前出発の電車がちょうど発車の時間らしく、慌てて乗ろうとする人が何人かいました。
でもここで急ぐ必要はありません。このタイミングで乗ったとしてもたぶん土浦まで立ちっぱなしです。1時間はかかるからできることなら座っていきたいですよね?それにもともとの乗り継ぎプランはこれなのです。
前の電車が出た直後なので乗り口の一番前に並ぶことができました。行儀が悪いですがこの間に持ってきたパンをモグモグ。
5分ほどで折り返しの始発電車がやってきます。
ふと後ろをふりかえると並んでいる人は全員ランナー。右も左も皆ランナー。
扉が開くと皆、どどどっと乗りこみます。
ここからは約1時間の旅。途中の駅からもランナーが乗ってきます。
電車に揺られているうちに眠気に襲われうつらうつら。気がついたら土浦です。座っていると早い。
土浦駅
土浦駅。 pic.twitter.com/wgw5yECImM
— ダメ日記 (@Ulmaridae) 2017年4月18日
ホーム上はものすごい数の人であふれています。階段も遅々として進まない様子。
としきりにアナウンスしているのでそちらへ回ってみると確かにこっちのほうが空いていました。
改札を抜けて左方面へ。
とちゅうにはお弁当やおむすびを売っているお店が並んでいます。
この後、歩道橋を渡るのですがこちらもものすごい人。
と案内しているので向かってみると、そちらは市営駐車場を通り抜けるルートでした。ちょっと狭かった。最後はこんなループを下っていきます。
会場に着いて
いい天気♪
とにかく人、人、人、いや、ランナー、ランナー、ランナー、ですね。
出店?が途切れることなく並んでいます。
場所取り
とりあえず着替えなどをする場所をキープしないといけません。いっしょに参加する人との待ち合わせの場所でもあります。
左上の土浦駅方面から入り、去年と同じ奥の飲食ブースの裏へ行ってみたのですが、すでにどこも人でいっぱいでした。そこから少し引き返し、遊覧船乗り場の近くで腰を下ろしました。
ここでバッグを手荷物用のビニール袋にしまいこみ、ステッカーを貼っておきます。
手荷物預り所
コインロッカーもありますがおそらくすぐにいっぱいになってしまうでしょう。というわけで手荷物預り所はこちら。
すでにすごい行列になっています。
これよりはるか前方です。順に2つのゲートを通ります。
1つ目のゲート――手荷物袋のゼッケン番号のチェック
2つ目のゲート――100円を支払う(小銭の準備をしておきましょう)
そこを通り抜けるとすでにたくさんの手荷物袋が芝生の上に置かれています。
こんな感じです。キャベツがそれぞれの手荷物袋と思って下さい。
ゼッケン番号の下1桁ごとに1の列、2の列、3の列…と並んでいるのでそこに自分の手荷物を置くわけですね。
ちなみに去年は受付カウンターがあり、そこで係の人に渡す方式でしたが、たぶんあまりにも人手がかかるので変えたのでしょう。
出口から出て終了です。
一度出てしまったら出口からは入れません。また入口から並ばなくてはいけませんので忘れ物のないようご注意を。
トイレ
あと気になるのがこれですね。
フルマラソンは長丁場のレースです。コースにもトイレはあるとはいえ、スタート前はやはりトイレに行っておきたい。
が。
超混みます。
これはスタート30分前の男性の「小専用」の列の写真です。トイレはこの左後方にあり、公園内の通路から入ってグル~っと列をなしています。
正直、もうトイレいいか…というくらいに混んでいます。コースにもあるしな…なんて思ったり。いや、でもそういうわけにはいきません。トイレ、トイレ。
こんなことを書くと不安になる方もいるかもしれませんが、まあ並んでいれば入れますし、トイレの数も多いので心配しすぎることもないでしょう。
スタートの15分くらい前になると空いてくるので、早めにスタート地点に立ちたいというのでなければその時間も穴場です。
スタート地点へ
いよいよスタート地点へ向かいます。
ゼッケンには、申込みの時点で記入した完走予定タイムをもとに、AからFのアルファベットが書かれています。これはそれぞれのスタート地点。Aがいちばん先頭で、以下順にB,C,D,E,Fと続きます。
私は今回Dでした。去年はFでしたからいくぶん前ですね。
並んだのはスタート5分前くらい。すでにランナーでいっぱいです。
待っている間もにぎやかなアナウンスが流れ続けます。「1,2,3…ダーッ!!」ってやったり。
M高史『かすみがうらマラソン』
⇒ https://t.co/KbyaMTEQ5c #アメブロ @ameba_officialさんから— エヌ氏 (@mr_n1220) 2017年4月17日
花火が上がりました。いよいよスタートの時間です。
レース開始
スタート!
10時ジャストにスタート。
といってもすぐには動きません。Aの人たちから順に走り出しますから動き出すまでにしばらく時間がかかります。それから少しづつ歩き始め、ゆっくりと走りだし、ようやくスタート地点が見えてきます。
さあ、これより42.195キロの旅の始まりです。
レース中
ご覧の通りトイレと給水所はいたるところにあります。
この後の写真はありません。スマホはウエストポーチに入れてしまいましたし、そもそもそんな余裕はありません。
ここでかすみがうらマラソンの魅力をひと言でいうと、
とてものどかな大会です。
走るのは茨城県の片田舎。山や畑の中を通り抜けていきます。
公設エイドステーションの他に、住んでいる人たちが家の前で私設エイドを作っていて、飴とか梅干しとかいろいろな食べ物を用意してくれています。梅干しありがたかった…!
春らしい景色で迎えることができた今年のかすみがうらマラソン。
暑さに負けずに走るランナー。
私設エイドのおもてなし♬
沿道で応援する人の笑顔と汗が光る写真をご覧ください!▼かすみがうらマラソン2017~フォトアルバム~https://t.co/EeDDEZ26p3 pic.twitter.com/MB8RflZHus
— かすみがうら市 (@kasumigaura_bro) 2017年4月18日
こんにちは!グランプリの高田紫帆です。
茨城県土浦市『かすみがうらマラソン兼国際盲人マラソン』
手作りショベルのかぶりものを作って熱い声援を送る日立建機の社員の皆さん。おにぎりを握ってランナーを励ます市民の方の姿も。ランナーと市民の皆さんの絆を感じる、とっても素敵な大会でした。 pic.twitter.com/KiPwVFAEHR— ミス日本コンテスト公式 (@miss_nippon) 2017年4月20日
また、家のホースで水をひいてランナーにシャワーをかけてくれる家も。今回はとにかく暑かったですから、これはめちゃめちゃ評判がよかったです。
おじいちゃんおばあちゃんから赤ちゃんまで、3世代、いや場合によっては4世代総出で応援してくれるのは、かすみがうらマラソンならではのものでしょう。
あと地元の中学生(高校生?)がブラバンの生演奏をしているところもあります。うれしいことですね。
わたしはこれが2度目の参加ですが、あらためてかすみがうらマラソンっていいな!と思いました。
この日は、しかし、あまりにも暑かった――
日曜日の最高気温が24℃の予定になってる。かすみがうらマラソン走る人、大変やなあ。
— ●アヤコ● (@ayko39) 2017年4月13日
安定のサブ4で帰って来ました
ただいまの気温 pic.twitter.com/nMWtdgIycc— さんぞう@ずー (@conan22th) 2017年4月16日
後半はもう、暑さとの戦いでした。わたしは練習でもほとんど飲まず食わずで走るのですが、この日は後半から飲みまくり。
給水所が混みすぎて水を取れなかったときはかわりにバナナを取って食べ、そうしたらとちゅうからお腹まで痛くなってくる始末…
30㎞地点で、あとまだ12㎞もあるのかと思うと気が遠くなりました。
まわりも歩きだす人がふえてきました。とにかく暑い!!
いっしょに参加した人の中に、フルマラソン歴40回以上という猛者がいるのですが、その人ですら、こんな暑い大会は初めてだと言っていました。
ゴール!!
最後はラストスパートをかける余力もなく、フラフラになってゴール地点へ。
グラウンドには大勢の人が応援の声をあげてくれています。
その声を耳にしたとたん、不覚にも涙が出そうになってしまいました。
フルマラソンというのは不思議な力がありますね。ゴールするとやっぱりこみあげてくるものがあるのです。
何度も出場していればそういう感情もなくなるのかもしれませんが、わたしはまだぐっとくるものがありました。
いい年をしたオジサンがそんなことを感じられるのはフルマラソンならではのものでしょう。
本当に完走できてよかった。
ゴール直後
ゴールすると直後のゲートで計測チップを取りはずしてもらい、それからいくつかのおみやげをもらいます。
順番は忘れてしまいましたが、まず水分!
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— 相互フォロー支援に強いアカウント (@tokada__) 2017年4月25日
たしかこれだと思いましたが…うろおぼえなので違っていたらゴメンナサイ。
次にTシャツがもらえます。サイズは上は見ませんでしたが下はXSからあります。わたしはS。
なかなかいい!普段でも着れそう。
ちなみに昨年のはこちら。模様が入っているのが前ですね。今年はこれを着て走りました。
続いてバナナ。
それからこちら。
なぜか「れんこんめん」。
地域性があって面白いですね。昨年ももらいました。
最後は栄養ドリンクです(どこのかは忘れました)。
こうやっていろいろもらっている間に印刷しているのでしょう。
最後にこちらを受け取ります。
プライベートタイム(スタートラインを通ってからのタイム)、なんとか4時間30分切り!ほんとギリギリですけど。
参加賞もあります。
裏はこう。
マクドナルド行かなきゃ笑
このハガキは後日使います。
すべて受け取ったら今度は手荷物預り所へ。
朝と同じ場所から入ってゼッケンのチェックを受け、自分で荷物を取ります。
出口でゼッケン番号と照らし合わせているので他の人が持っていってしまう心配はありません。
いくぶん足を引きずりながら、待ち合わせ場所へ。
しばらくそこで倒れてこんでおりました。
ああーっ、終わったァ…と実感。
帰途
横になっているわたしたちの横を早くも大勢の人たちが帰途についていました。
わたしがゴールしたのは2時30分頃ですが、結局わたしたちはそこで1時間くらい寝そべっていました。実は足がつったりしたものですから汗
土浦駅
そんなこんなで駅に着いたのは4時前です。帰りのピークを過ぎたのか、この時間になると思ったほど人はいません。ホームでしばらく待っているうちに折り返し上り電車がやってきました。
16時10分発上野行き普通電車。
ギリギリに並ばない限りたぶん座れます。確実に座るなら後ろの(上野と反対側)の車両がねらい目です。
帰宅
家に着いたのは7時すぎでした。土浦まで行くからどうしてもこれくらいにはなってしまいますね。
でも本当に完走できてよかったァ。
後日
大会が終わってから5日ほどたつと、登録したアドレスにこんなメールが届きます。
レース中、コースのあちこちで写真を撮っていたのですが、その写真が買えるようになっています。
下の枠内にゼッケン番号を入れると、
このように自分のゼッケン番号が写っている写真が全て表示されます。その数なんと70枚!(個人差はあります。あと、似た番号の他人が写っていることも笑)
これを見ているだけでも楽しい。
じゃあ、1枚くらい買ってみるかと思って値段を調べると…
…ま、まあ、自分の記憶に焼きついているしナ…
すごくよく写っている写真があれば買ってみるのもいいでしょう。
まとめ
参考までに横浜市在住の私の場合でこのような行程になりました。
かかった時間
5時25分出発、19時15分帰宅(正味14時間)
かかった交通費
横浜ー土浦往復 3,326円(上野ー土浦間は2,288円)
――長くなってしまいましたが、少しは当日の雰囲気は伝わったでしょうか?
去年は雨に降られたり、今年はやたら暑かったりと、なかなか天候が定まらない時期での開催ではありますが、一度走ってみたら、かすみがうらマラソン、きっと好きになると思います!
フルマラソンは初めてという方、ぜひ来年参加してみてください!
かすみがうらマラソンを裸足で走るということhttps://t.co/uqgjgoww5N
— man@5/20,21TW100彩の国 (@man10000) 2017年4月17日
こんにちは。
かずみがうらマラソンのコインロッカーは、野球場外野フェンス沿いに設置されますが、いつも混んでなくてすぐ入れられるので、毎回使ってます。ただ、預けるよりも100円高いですが。
あと、JRの「休日おでかけパス」を買えば、小田原(もちろん横浜も)から土浦まで2,670円で往復できますよ。
自分は八王子からの参加ですが、去年帰って来てから「休日おでかけパス」のことを知って、ちょっと悔しかったです(笑)
あきぼんさん、耳寄りな情報をありがとうございます。そんなお得なパスがあるんですね。手荷物預かりはかなり並ばないといけないのでロッカーの方がいいですね。
かすみがうらマラソンは2年続けて出た後、50肩の重いのになったりして(泣)今はまったく走らない生活になってしまったのですが、今回のようなお話をいただくと、そろそろ再開しようかなとも感じます。(50肩は回復しつつあります笑)
コメントありがとうございました。