本当は脂っこいもの大好きなのに、カロリーを気にして食べるのを我慢していませんか?
それってつらいですよね?脂っこいものって美味しいですからね。わたしも大好きなのでその気持ちよく分かります。
健康のためにカロリーを控える。脂質を制限する。身体のためとはいえ、それじゃ食事の楽しみも半減してしまいますよね?
でも、でもですよ?
実はそんな必要はない、ということだったらどうしますか?
目次
これまでは脂質を制限していた
やせているが腹が出ている
こんなことを書いていますが、実はわたしはやせ型です。それも極度のガリガリ。たまに会う人からは「身体・・・大丈夫なの?」と聞かれることがあるくらい。
たしかにパッと見はやせています。上半身とか腕とか細いから。
でも脱いだらすごいんです。
お腹がポッコリ。横から見るとちょうど下腹の部分だけが飛び出している。かなりみっともない姿です。
来年には50歳だからこれもやむを得ないのかもしれません。
追記:今は51歳になりました。甘党です。
↓ちなみに大のモンブラン好き
脂っこいものの代わりに炭水化物を採りまくっていた
そんなこともあり、いつごろからか脂っこいものを控えるようになりました。会社での昼食のときなどは大好きな唐揚げやトンカツなどを我慢し、できるだけ魚と野菜を食べるようにしていました。
でもそれではお腹が減ってしまうのでご飯の量をふやします。
というか、わたしは脂っこいものも好きなのですがご飯も大好きです。「ご飯と漬物」「ご飯と鮭」「ご飯とキムチ」とかなら、それだけで茶碗1杯は食べれてしまいます。ご飯としょっぱいものの組みあわせ大好き。
そして麺類も好き。ラーメン、うどん、スパゲッティ、大好きです。
そして気がついたら会社では「ラーメン・チャーハン」か「うどん・おにぎり」の組みあわせばかりを食べるようになっていました。
朝も昔は6枚切りの食パン1枚だったのがいつのまにか2枚食べるように。
そんなわけで、肉を減らす分、炭水化物をガバガバと採りまくっていたのです。
夕方になると身体に力が入らなくなることも
でも、この食事だと食べた直後はお腹いっぱいになるのですが、夕方になると身体に力が入らなくなることがありました。
身体からガソリンが切れたかのように力が抜け、手がプルプルと震えてくるのです。
こうなると頭も働きません。
とりあえず応急処置にと売店で菓子パンを食べてしのぎました。
まさに炭水化物王です。
でも脂っこいものは食べていないから問題なしと思っていたのです。
糖質ではなく、脂質を採るべき
そんなある日、コンビニでこんな本を見つけました。
食に関する月刊誌「dancyu」のムックですね。
パラパラと見てみると実にうまそうな唐揚げの写真が載っていました。もともと週に2日は家で料理しなければならないのでレシピ本として購入。
おにぎりとから揚げ、どっちを食べる?
家に帰ってゆっくりとページを開いてみたらレシピとは別に興味深い特集がありました。
タイトルは『マヨネーズはダイエットの盟友です。』
このタイトル、興味をそそられませんか?
そしてページをめくると思わず目を吸い寄せられる一文があったのです。
「おにぎり」よりも「から揚げ」を食べてください。
えっ?逆じゃないの?とわたしは思いました。
忙しいランチをコンビニですまそうというとき、健康を気づかうあなたなら、どちらを選びますか?
A.おにぎり
B.鶏のから揚げ
わたしならもちろんAのおにぎりを選びます。こっちのほうがさっぱりしてる。
ところが答えは違いました。
私がおすすめするのは、鶏のから揚げです。
マジすか?!
おにぎりを選んだ方は「から揚げよりもカロリーが低いから」というのが理由だと思います。
まさにその通り!
おにぎりよりから揚げを食べたほうがダイエットや健康に良い、と私がすすめる理由を、エビデンスを交えながら解説していきましょう。みなさんが長年信じてきた「カロリー神話」はすでに崩壊しているのです。
カロリー神話はすでに崩壊・・・
このあと数ページにわたり、その理由が説明されていきます。まさに目からウロコの話でした。
カロリー制限のデメリット
- 主に体脂肪よりも筋肉を削ってしまう
- 低栄養になりやすい
- 継続できずリバウンドをまねく
つまり、カロリー制限をすると確かにお腹まわりは細くなりますが、同時に筋肉も落ちて、薄っぺらな体型になりがちなのです。
それはまさに自分のことでした。
だから最近、会う人ごとに「またやせたんじゃないの?」と言われていたのかもしれません。
白飯とチャーハン、体によくないのはどちら?
これだって余裕でチャーハンのほうがダメでしょ!と思いますよね?思いませんか?
でもその考えは完全に否定されます。
直接的な答えはここでは伏せますが、代わりに見出しにそえられた文章を紹介します。
カロリーの高い油脂やたんぱく質は積極的に採ったほうが、血糖値の上昇にブレーキをかけてくれるのです。
今までの自分の食に関する常識がひっくりかえされる思いでした。
さっぱりしているから多少は多く食べてもいいと思っていた「うどん・おにぎり」などの炭水化物メインの食事は実はまったくよくなかったのです!
控えるべきは糖質でカロリーではない
長年の開く習慣だったカロリー制限はもうやめましょう。その代わり糖質を控え、油脂やタンパク質はカロリーを気にせずどんどん採り、食物繊維も積極的に採りましょう。これがダイエットにも健康にも良い食べ方です。
「油脂やタンパク質はカロリーを気にせずどんどん採り」
ですよ?
これってすごくないですか?カロリーを気にせずどんどん、ですよ?
その代わり糖質は控える。ご飯やパンは減らすということです。
なぜか?
その理由は、糖質は「血糖値」を上昇させる唯一の栄養素だからです。
これを書いているのが北里研究所病院の糖尿病センター長の医学博士であるということもありますが、糖質のとり過ぎに警鐘を鳴らし、糖質制限食の効果を訴えます。
糖質を抑えることによって、糖尿病や肥満の改善に加えて、血中脂質、血圧、腸内環境の改善、筋力や骨力が衰えないこと、ガンの予防、認知症の予防、アンチエイジングや美肌に効果がある、など多くのメリットがあることが続々と証明されたり、示唆されたりしています。
若い人ならいざ知らず、わたしたちのようにある程度の年齢になったら糖質は控えたほうがいいということですね。
ロカボ=「ゆるやかな糖質制限」のすすめ
ロカボは糖質の摂取をゼロにしないことが大きな特徴です。
くわしくはロカボオフィシャルサイトに載っていますが、「極端な糖質抜きではなく、おいしく楽しく適正糖質を採ろう」というもの。
1日の糖質量を70~130gにしようと提唱しています。
ふーん、でもそれってどれくらいのことなの?と思いませんか?実はこれくらいだそうです。
おにぎり2個+野菜ジュース = 糖質100gくらい
そんなのメチャメチャちょっとじゃん!・・・とわたしは思いました。じゃあ、今までうどんとおにぎり2個とかほぼ毎日食べていた自分はどれだけの糖質を摂取していたのか、考えるだけでおそろしくなります。
具体的な食べ方
数値だけ見せられても分かりにくいので、記事では具体的な食べ方も紹介されています。これがとても役に立つ!
●とんかつ、串揚げ、てんぷら、フライは・・・
●肉の脂身は・・・
●ドレッシングとマヨネーズは・・・
・・・この先は本を読んでみてください。え~?そんな食べ方していいの?そうやって食べればいいのか!ということがたくさん書かれています。
そして最後はマヨネーズレシピの本らしく、「マヨネーズ推し」で終わります。
マヨネーズは細心のデータでは糖質量はゼロです(日本食品標準成分表2015年版の利用可能炭水化物の項目参照)。つまりダイエットや健康に好適の調味料なのです。
食事のとり方に悩んでいるなら糖質を制限して脂質を採ろう
以来、わたしは食事のとり方が180度変わりました。
- 朝 食パン2枚 → 1枚、ゆで卵
- 昼 うどん・おにぎり、ラー・チャー → ご飯少なめの定食
- 夜 おかずのみ腹いっぱい食べる
おかずは肉だろうが脂身だろうが気にせず食べる。ご飯を食べないからけっこう量も食べてしまうけど気にせず食べる。
こうすることで、食べることに関するストレスが軽減されたように感じます。今までは肉を減らしたり、脂身を取り除いたりしていましたから。今では脂身も気にせず食べます。
もちろん野菜も積極的に食べます。
そしてご飯は食べない。
ご飯好きでしたから最初はできるかどうか不安でしたが、やってみると意外に平気です。
これまでは夜遅い時間でもご飯を食べて、結果、胃に食べ物が残ったような状態で翌朝を迎えていたのですが、夜、ご飯を食べなくなったことで朝はそれなりにお腹が空くようになりました。
これって何気にうれしいことです。
もし食生活で悩んでいるならこの食べ方、一度試してみてはいかがですか?
↓決しておすすめはしませんが、糖分のかたまりを紹介しているチャンネルです。